第四話 宇宙から来た勇者
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「・・・裏庭の雑草食べたり」
このダメ男は金銭感覚においてもダメ〜なようであった。次にはやてが力に投げつけたのは『力君のお小遣い帳』と書かれたノートだった。そこには力の月のお小遣いの使い方がついさっきまで使われていた分まできっちりと書かれていた。
「・・・お前これどうやって調べた?」
「・・・そりゃ力君の捨てたレシートやらなんやら拾って・・・んで今日辺りお金が無くなって雑草にて出しそうだったからお弁当作ってきたんや」
「あ、そう、晩飯どうしよう」
「ん?力君晩御飯どしたの?」
「いや今日オカン居ないからな俺が自作しなきゃいけねえんだよ弟と妹居るし」
なぜか嫌な予感がしたはやてさん。
「・・・ちなみに今日の献立は?」
「金が無いから裏山で野鼠捕まえて野鼠のシチュー」
その瞬間力の顔面にはやてのドロップキックが炸裂した。
「作りに行ってやるから兄弟に変な物食わすなぁぁ!!!」
「痛ええ!ギブギブ!!!」
バキ!バキ!
鈍い音を立てながら腕拉ぎ十字固めに入るはやて。そこからフルネルソンに入りドラゴンスープレックスが繰り出された。そこから机に向かってパイルドライバーが決まった。そのままフォールするはやて。
「1,2,3!!勝者!八神はやてぇぇ!!!」
川上がはやての腕をかかげる。響き渡る大歓声。そして無残な姿のダメ人間。
「・・・ひどい目に合った」
はやての弁当を平らげながら力は言う。
「それにしても羨ましいよなぁ。八神さんの手作り弁当なんて・・・お前等どういう関係だ?」
「俺あいつの家来」
「は?」
訳がわからないと言った顔の川上。
「・・・八神さんあんなのの何処がいいの?」
力の事を聞いてくるクラスメートA。
「へ?あんなのって?」
「南の事。あんなどうしようもないの何処がいいの?」
「まぁなんて言うか完璧超人よりど〜っか欠点のある奴のほうが可愛かったりするんやろな〜」
「・・・ナイチンゲール症候群ってやつ?」
「なにそれ?」
「病院の看護婦が患者に惚れるあれ」
「あ〜」
「力君ほんまダメ人間でな・・・私が力君家に遊びに行ったとき」
回想
「お邪魔しま〜す!」
「は!はやてちゃん!」
「力君居ますか?」
そしたら力君のお母さん。
「すみません!すみません!うちの馬鹿息子がなにやったか知りませんけどとりあえず私が謝っておきます!!すみません!すみません!!」
ってめっちゃ頭下げられてな。
「おばさん何があったん?」
「いや反射的に」
回想終了
「ってな。その日力君どっかの高校生の腕へし折
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