魔法先生ネギま!
0306話
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声がそれだった。てっきり謎のプレッシャーとかを使われるかと思っていたのだがそんな事は無く、どこか悲しげな瞳で俺の方へと視線を向けている。
「いや、別にそう言う訳じゃない」
「でも、私達が頼りにならないからこそ闇の魔法という技術を習得しようとしたんでしょう?」
「違うな。例えばあやかと千鶴が現在よりも十分戦闘をこなせる実力を持っていたとしても、恐らく俺は闇の魔法に手を出しただろう。……念動力による直感というのは俺に取ってはそういう存在なんだよ」
俺の言葉を聞いて、次に口を開いたのはあやかだった。
「ですが、私や千鶴さんが今よりももっと強かったとしたら……闇の魔法を習得するかどうかは前もって話していたのではないですか?」
「……」
あやかのその言葉に、思わず沈黙で返す。
確かにそうだ。あやかにしろ、千鶴にしろ今よりももっと実力を付けていたとしたら闇の魔法に手を出すという結果は変わらなくても相談をしていた可能性はある。
「なるほど、やはり私達の力が足りないからですか」
「……アクセルさん、もう少しお二人の事を考えてあげた方が良いのではないでしょうか?」
あやかの悲しそうな顔。千鶴のどこか決意を固めたような顔。茶々丸の微妙に俺を責める雰囲気を感じながら、俺はそれ以上言葉を発する事は出来無かった。
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