暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
兄妹発覚〜
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も障壁は拒んだ。だがユイは諦めなかった。

「警告モード音声なら届くかもしれません・・・!ママ!!わたしです!!ママー!!」

ユイが叫ぶその間にも、キリトと咲は剣を引き抜きそうになるが・・・しばらくした時、何かが見えた。


「・・・?」

それをキリトが掴む。それは・・・

「カード・・・?」

アイテム・・・?にしては木から振ってくるカードって・・・するとユイがカードに触れ・・・

「これ・・・これは、システム管理用のアクセス・コードです!!」


「・・・じゃあ、これがあればGM権限が行使できるのか?」

「いえ・・・ゲーム内からシステムにアクセスするには、対応するコンソールが必要です。わたしでもシステムメニューは呼び出せないんです・・・」

ユイが呼び掛けて・・・きっとアスナが気づいたんだ・・・それでカードを・・・

「きっとママがわたし達に気付いて落としたんだと思います」

「・・・」


世界樹を見上げた・・・その時だった。

チリィ・・・ン・・・


「・・・!」

「こ、コウハさん・・・!」

「ああ・・・聞こえた・・・」

何度も耳にした・・・鈴の、音。

「いるのか・・・思春・・・!!」

俺も焦りで正気じゃなくなりそうだったが・・・ふとしたことでそれはなかった。何故なら・・・俺より冷静さを欠いた奴がいたからだ。


「リパル、中へ進む道は?」

『そ、それは根本のドームみたいなとこッスけど・・・』

「わかった。キリト、行こう」

「ああ」

「お、おい!」

俺は止めようとするが・・・

「もう限界なんだ・・・お姉ちゃんがどんな目にあっているか想像しただけで・・・ごめん、コウハ」

そして咲とキリトは再び猛スピードで飛んでいった。

「・・・リーファ、二人だけでいけると思う?」

「む・・・無理だよ。ガーディアンがいて、どんな大軍団でも突破したことないんだよ・・・」

「・・・絶対無理・・・か。どうする?今から追いかけても俺達は巻き込まれるだけだけど・・・」

「・・・行くよ。キリト君を見殺しに・・・できないから」

「・・・わかった。じゃあ急ごう」

「・・・うん!」































































早貴〜

「・・・」

目の前には世界樹の内部へと続く道があった。

「咲・・・本当に行く気なの?」

詠の言葉に頷く。

「・・・そう、そうよね・・・
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