兄妹発覚〜
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か」
寝たきりで返事もしない・・・なんてサチを思い出してしまう。・・・正直に言えば、怖かった。普通に話していた人が・・・物言わぬ人形となってしまう・・・
「(俺も・・・だからな)」
俺が“壊れた”とき・・・呉の皆も俺と同じ気持ちを味わったのかな・・・
「はぁ・・・」
本当に弱い人間だ、俺は。
「・・・学校はどうなるの?」
ふと気づくと直葉が和人と話していた。
「ええとな・・・」
これは俺も説明を聞いた。都立校の廃校を利用してSAOから生還した中高生向けの臨時学校を作るそうだ。入試なし、卒業後の大学受験資格もくれるそうだ。
「ただ、上手すぎる話には裏がある」
「うん・・・なんか変だね」
直葉も気づいたようだ。多分、お偉いさんの考えは二年のサバイバルが精神にどのような影響を与えたか・・・何かあるかもしれない以上、一ヶ所に集めた方が対応しやすいのだろう。モルモット的なアレだろうか。
「ま、行くなら行ってきなよ。俺は留守番してるからさ」
・・・てなわけだ。部屋に戻ると、携帯が震えていた。
「?」
見慣れない番号だ・・・
「はい、もしもし?」
『お、もしもし。亮か?』
この声・・・
「咲か?」
『正解。よく考えたらお前に俺の携帯端末の番号教えてなかったし・・・』
「よく分かったな?」
『そこら辺はシークレットで』
「んで?かけてきたのは何でだ?」
『ん・・・ああ。ちょっとな。ネットで調べたんだけど・・・鈴の音、確定らしい』
「・・・!」
やっぱり・・・思春がALOに・・・
『色んなサイトを巡っても同じ情報がある。・・・ただ』
「?」
『いや・・・何でもない』
「そうか・・・ま、ありがとな。知らせてくれて」
『どういたしまして。・・・まぁ、それは建前で、実際はお前に番号知らせるのが目的だけどな』
「連絡は取れた方がいいしな・・・あれ?そういや、お前何処から・・・」
『あ、悪い。ちょっと・・・また後でな』
「あ、おい(ブツッ)・・・なんだよ・・・と、また着信・・・綾野さんか」
そんな感じで約束の時間になっていった・・・
「・・・」
メンテが終わったALOにダイブし、目を開く。すると・・・
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