第五章 StrikerS編
第百二十六話 『出張任務(2) 海鳴市到着』
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ん、すずかちゃんの家に来る時はいつも来襲に警戒していたからね。
猫好きなのにもったいないなぁ…」
そうなのである。
シホちゃんはイリヤさんの猫アレルギーが移ってしまいすぐに涙と鼻水が出ちゃうんだよね。
だからうちに来る時は猫ちゃん達が来ない室内でいつもお話をしていたっけ。
と、そこに、
「すずかお姉ちゃーん!」
黒髪の女の子、雫ちゃんが家の中から出て私に走り込んできた。
そして私の足元に抱きつくと、
「おかえり! すずかお姉ちゃんにライダーのお姉ちゃん!」
「うん、雫ちゃん!」
「ただいまです、シズク」
「あのね、あのね! すずかお姉ちゃん、何日かお休みもらったんだよね!?」
「うん、そうだよ」
「それじゃ私と一緒に遊ぼ!」
「いいよー。いっぱい遊ぼうね」
私が雫ちゃんをグルグル回して遊んでいる向こう側でははやてちゃんがファリンとなにかを話していた。
それでよく聞いてみると、
「恭也さんと忍さんとノエルさんはまた海外ですか?」
「はい。三人で今は仕事でドイツの方に行っています。ですから雫お嬢様の面倒は私に一任されているんです! 責任重大です!」
「そですかー。頑張ってください」
「はい!」
そっか。お姉ちゃんと恭也お兄ちゃんはまた海外か…。
私が家にいない分、雫ちゃんには寂しい思いをさせちゃってるね。
でも、大丈夫だよ雫ちゃん。
将来は従姉妹が出来る予定だから!(※ 爆弾発言)
楽しみにしていてね!
私は心の中でそう呟いているのだった。
◆◇―――――――――◇◆
Side 高町なのは
ん…?
どうしたんだろう、シホちゃん。急に身震いをしているけど。
まぁ大丈夫だよね。
それより、と私はみんなの前に振り向き、
「それじゃ改めて今回の任務について説明するね」
「「「「「「はい!」」」」」」
フォワードのみんなは元気に返事を返してくれる。
うん、いい反応だ。
それで私はモニターを開き、
「捜索地域はここ。海鳴市全域。反応があったのはここと、ここと、ここ…」
私がモニターで説明していくと全員がそれぞれ真剣にモニターに食い入って覗き込んでいる。
するとティアナが気づいたのか、
「移動していますね…?」
「そう。誰かが持って移動しているのか、独立して動いているのかわからないけどね」
「対象ロストロギアの危険性は今のところ確認されていない」
「仮にレリックだったとしてもこの世界にリンカーコアの方の魔力保有者は滅多にいないから暴走の危険は薄いと思うんだけど…」
「でも、ここで魔術師がもしかしたら活動しているかもしれない」
シホちゃんが魔術師の話題を出す。
そう。それがこの世界の不安要素の一つ
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