暁 〜小説投稿サイト〜
ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
一部:超絶美少女幼年期
四話:六歳の再会
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儀にこっちも構ってくれるからさー。
 単にドーラちゃんが超可愛いからってのも、あるだろうけどさー?
 それも、できないわけよ。

 ニコニコ愛想を振りまきつつ、なんとなく落ち着かない気分でいると、パパンが気付いて声をかけてきます。

「ドーラ、疲れたか?先に、帰ってるか?」
「ううん!だいじょうぶです!」

 正直帰りたいところではあるが、だからって疲れてるなんてウソ吐いた日には(戦って無いしホント全然疲れてない)この後の予定が丸潰れですよ。
 洞窟に、行かないといけないんだから。
 過保護なパパンから過保護なサンチョに話が伝わって、今日一日自宅軟禁される羽目にでもなったら、困る。

 ゲームなら、何日かけてもいいけどさ。
 現実なんだから、遭難者ほっといたら普通に衰弱して、最悪死ぬよね?
 流石に死ぬ前に、パパンか誰かが気付いて助けるだろうけど。
 全方位ハーレム計画のためにはなんとしても、私が!自ら!助けに行かないと!

「お話に、飽きちゃったかな?ごめんね、ドーラちゃん。それじゃパパスさん、俺はこれで。今夜にでも、酒場でお待ちしてますよ!」

 おお!村人が空気読んだ!流石、現実!
 ごめんね、おじちゃん!
 ありがとう、おじちゃん!
 ハーレムメンバーリストの末端くらいになら、加えてあげてもいいよ!!

 村人は去り、もはや私たちとお家との間に立ち塞がる何者も存在しない……いざ行かん!
 ビアンカちゃんの元へ!



「お帰りなさいませ、旦那様、お嬢様!」

 家に入ると、サンチョが満面の笑みで迎えてくれます。

 ああん!サンチョの対応するのがこんなにもどかしいのは、初めてだよ……!
 決して!決して!
 サンチョが嫌いとか、そういうのじゃ無いの……!

 家の中をキョロキョロ見回したい気持ちをなんとか抑えつつ、ニコニコ愛想を振りまく余裕も限界に達しそうになった時、それは現れた。

「おかえりなさい、おじさま!」

 ……ビアンカちゃん、キター!!

「ん?この子は?」

 怪訝な顔してる場合じゃ無いよ、パパン!
 もうちょっと状況が違ってたら、義娘(むすめ)になってた子が目の前にいるというのに!

「ビアンカおねえさん!」

 作るまでも無く、超笑顔でビアンカちゃんに駆け寄る私。

 今のドーラちゃんは超絶どころの騒ぎじゃ無く可愛過ぎるに違いないなんてことを思いつつ、でもやっぱビアンカちゃんも超絶可愛いわ、鏡でしか見られない自分と、目の前で生きて動く美少女は、やっぱ違うわ!頑張ろう私!目指せハーレム!!と決意を新たにします。

 あ、ビアンカちゃんなんて呼びませんよ、お姉さんぶりたいお年頃のビアンカちゃんに、合わせないとね!
「わたしの
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