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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter14「賢者の槍」
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突入した際、降り立った場所に立っていた。

「……大丈夫か?」

呆然としていたエリオは隣から声をかけられた事に気付きそこを見た。そして固まった。

「っ!!?」

槍を持ち上半身に鎧を纏った銀髪の何かが自分を心配そうに見つめている。よくみると顔にも鎧の一部が入っている。その謎の存在を観察しているとキャロが左膝で抱えられている事にエリオは今更気付いた。

「キャロなら大丈夫だ…… ただ気絶しているだけだ」

今確かにキャロと目の前の存在はそう言った。何故キャロを知っている?そしてエリオはようやく
目の前の人物が何者なかのかを知る。

「……ルドガー…さん?」

そう。鎧を上半身に纏ってはいるが、この人物の目の色や声、顔の輪郭、スーツパンツに靴や羽の装飾品は間違いなくルドガーのモノだ。しかしそれでも自信がない為エリオは遠慮がちな声で尋ねる。

「ああ……キャロを頼む」

「あ、は、はい……」

静かな肯定をしエリオにキャロを預け、エリオ達に背を向ける。

「あの……ルドガーさん……その姿は……」

やはりこのルドガーの姿…『骸殻』・『ハーフ』を発動した姿を見たら、これが何なのか知りたいはずだろう。

だが今はまだその時ではない。

「悪いなエリオ……今は戦いに集中させてくれ」

「………」

返事が来ないため無言を了承したと判断する。
それからルドガーはフェイトとはやてにも通信を入れる。

『本当に…ルドガー…なんよね?』

「ああ……」

『その姿は……』

「悪いが話している余裕はないんだ。はやて達が聞きたい事は後で話す」

『…………』

「フェイトはガジェットをできるだけリニアレールに引き付けてくれ」

『う、うん』

そこからは一方的に通信を切り、ルドガーは前方にいる4体のV型ガジェットを睨む。
もし正面にガジェットではなく人間がいたらルドガーの放つ殺気と骸殻の放つ得体の知れない圧力で怯んでいるだろう。
槍を左上から右下に払う………

「うおぉぉぉぉおおおおおっ!!」

世界の果てまで響くような雄叫びを上げながら、V型へ駆けるルドガー。その動きを見て4機のV型がビームによる攻撃を始めた。

しかし……その攻撃は全て空を切る事になる。

『消えた!?何処に---』

指令室にいるはやては突如姿が消えたルドガーを探すが、言葉を言い終える前にそのルドガーが現れる………V型の頭上に。

「はあぁっ!!」

V型の1体の頭上から現れ突き立てるように槍を構え標的のガジェットに槍は貫通し、爆発。
残骸の上に立つルドガーに3機のガジェットはただビームを撃ち続けるしかない。
たがそれも全て槍を回転させ完璧にガード。

「お
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