第十三話 模擬戦
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私は軽くうなずくと目の前の敵、ガンダムに集中した。 そして、敵機に向け通信回線を開いた。
「ガンダムの衛士よ。 今度は私と一対一の勝負だ。 私を倒せば貴様の勝ちだ。 返答は如何に?」
少しの間のあと、相手から返事が来た。
「その申し出、受けて立ちます!!」
声が少し若かった気がしたが今はどうでもいい。 相手に集中することにした。
左右に展開した8機の不知火を撃破した俺は残りの4機に向けて機体を動かした時だった。
1機の不知火が此方に向かってくるや通信回線を開いてきた。
「ガンダムの衛士よ。 今度は私と一対一の勝負だ。 私を倒せば貴様の勝ちだ。 返答は如何に?」
どうやらあれが隊長機のようらしい。 相手が隊長機で一騎打ちをやろうというなら断る理由はなかった。
「その申し出、受けて立ちます!!」
俺はエピオンを動かして、半身となり右足を前に出し、剣先を相手に向けるようビームソードを両手で下に構えた。
相手の動向を探るべく俺は期待を動かさず静かに待っていた。 相手の不知火もそうなのか74式長刀を構えたまま動かなかった。
そんな時だった。 相手の不知火が動き始めた。
「往くぞ、ガンダムゥゥゥゥ!!!!」
「いざ、尋常に勝負!!!!」
隊長機の不知火が加速してくると同時に長刀を横薙ぎに斬りかかってきた。
俺はバーニアを噴かして上へ跳躍するとビームソードを上段から振り下ろした。
「でえええええいっ!!!!!!!!」
「ぬおおおおおおおお!!!!!!!!」
不知火も剣を構えなおすと下から上へ剣を振り上げた。
互いの攻撃が終わるや両者ともに動かなくなった。
審判を下したのはCPの声だった。
[エピオン右肩損傷、小破と認定、ストライカー1胸部致命的損傷、大破と認定。勝者、エピオン]
エピオンの右肩には剣で斬られた跡が映っていた。
今回の模擬戦でJIVES(ジャイブス)を使っているとはいえビームソードで相手を斬るのは若干躊躇ったが大事もなく終了した。
機体から降りた俺を待っていたのは隊長機の不知火の衛士の人だった。
「君がこの機体の衛士なのか?」
「はい。自分がガンダムエピオンの衛士、篠崎竜也少尉であります!!」
「そうか。私は富士教導隊隊長の藤岡修一大尉だ。 今回の模擬戦見事だった。」
「はっ!!恐縮であります」
この人は教導隊の隊長で大尉なようだ。 俺は、敬礼をし返答した。
「貴様には圧倒的不利な条件のも関わらず私を倒し勝利を掴んだのだ、胸を張るといい」
「ありがとうございます!!」
「だが、私の刃
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