第十三話 模擬戦
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く敵機の射程距離ないです。』
「わかった。距離150まで来たら仕掛けるぞ」
『はい!!目標との距離500・・・450・・・350・・・300・・・250・・』
推奨BGM 「ROMANCERS’NEO/水樹奈々」
俺は深く深呼吸し精神を集中しはじめた。 俺は一人ではなく『イクス』と[ガンダムエピオン]いう頼りになる相棒がいる。 だから、恐れはしない!!
『200・・・150!!』
「今だ!!行くぞ『イクス』、ガンダム!!!」
『はい!!!!』
俺はエピオンにビームソードを持たせると、機体をフルブーストさせ一番近い距離にいる右側の4機に向かった。 体にかかるGがきつく感じたが目の前の敵に集中した俺には気にもならなかった。
敵機の不知火はガンダムエピオンの急加速に驚いたのかほんの一瞬動きを止めた。 それを見逃す俺ではない。
最初の4機はエピオンのビームソードで、まず1機目は左から右に横薙ぎに斬り、擦れ違いざまに2機目も横に切り伏せた。
残りの2機が突撃砲で撃ってくるが左右にバレルロールしながら避けらがら近づき、左下から右上に向けて纏めて斬り付けた。
「残りはあの四機か・・・」
『いけますかマスター?』
「ああ。当然だ!!!」
俺は左側に展開していた不知火に向け機体を更に加速させ斬りかかって行った。
藤岡大尉率いるA小隊の隊員は信じられない光景を目の当たりにしていた。
「嘘だろおい・・・」
「なんなんだあの速度は・・・・」
B小隊とC小隊の隊員の連度は決して低いわけではなかった。 敵機の機体の出す速度があまりにも速すぎて全く捉えられないのだ。
異常ともいえる敵機の加速と反応速度に翻弄されていた。 その姿はまるで荒ぶる竜の姿にも見えた。
B小隊が撃破された後、C小隊が奮戦するも返り討ちにあった。
「なんという戦闘力だ・・・・これがガンダムの力なのか・・・・」
私は操縦桿を動かし機体を加速させ奴に向かった。 その行動に部下が止めようとしてきた。
「隊長!!行くなら自分が行きます!!」
「ならん!!貴様たちは其処で待機だ!!」
「ですが・・・・」
「どうやら私は敵を見誤っていたようだ。 嫌、それだけではない。 今回の模擬戦の圧倒的に有利な条件に油断していた己の慢心がこのような事態を招いたのだ。」
「そんな・・・だったら、なおさらそれに気づけなかった自分たちにも・・・・」
「ならばやるべきこ事はただ一つ。 撃破された部下達や観戦されている殿下のためにも勝ちに行く。それが私なりのけじめだ。」
「くっ・・・・御武運をお祈りします」
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