暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0304話
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システム上ではLV.9が最高レベルの筈なのに、俺の念動力LVは既に10に達している。

「つまりサイコドライバーの域には達していなくても俺の念動力は普通の念動力者から見た場合は桁外れのレベルな訳だ。そして当然そんなレベルだからエヴァの動きを止めたサイコキネシス以外にも色々な能力が使える」

 俺の説明を聞いていたエヴァが頷く。
 まぁ、様々な力と言っても使いこなしていると言えるのはサイコキネシスだけで、その他は殆ど発作的な予知……ともいえないような予感を覚えるような感じなのだが。自分に向けられている危機感を察知するというのも恐らくそれに入るだろう。

「なるほど。その念動力とやらが闇の魔法を必要だと訴えている訳か」
「ああ」

 まぁ、もしかしたら俺が吸収したリョウト、アヤ、ブリットの3人の意識が実は微かに残っていて……という可能性も無きにしも非ずといった所だが、結局は同じ事なのでその辺は置いておく。

「確かにアクセル、貴様程の魔法の素質を持っていれば闇の魔法の習得も可能かもしれない。だが、それはあくまでも理屈ではだ。闇の魔法を習得するには魔法の才能だけでは無く、適性のようなものも必要になる。……他にも、闇の魔法を使うには莫大な魔力が必要だが、これに関してはアクセルの場合は問題無いか」
「適性?」
「ああ。ただ、私が見る限りではお前にその適性はあるように思える。だが、当然の事だが何事にも絶対というものはない。闇の魔法の習得には特殊な過程を経るのだが、その課程で闇の魔法を習得出来ない場合は、最悪もう2度と魔法を使えなくなる可能性がある」

 確かにそのペナルティはきつい。だが、既に俺には闇の魔法に手を出さないという手段は無いのだ。これまで幾多の戦いを潜り抜けてきた俺だが、同時に念動力による直感的なアドバイスに従って死線を潜り抜けたのも1度や2度ではない。俺の中では念動力による直感はそれ程に信頼性の高い物になっている。

「構わない」
「……はぁ、何が貴様をそこまで駆り立てるのかは分からないが、そもそも今回は闇の魔法についての話を聞くだけだったのではないか? 雪広あやかが一緒に付いて来たいと言ってたのはこれを予想していたからかもしれんな」
「悪いな、この機会を逃さない方がいいようなんでな」
「……貴様程の力を持つ者がそこまで力を欲するか。修学旅行で何かあるのは間違い無い、か」
「関西呪術協会か、強硬派とやらが暴走するのかもしれないな」
「ふん、その程度の連中にお前をどうにか出来るとは思えんがな。……まぁ、いい。茶々丸、倉庫に封印を施してある箱がある。それを持ってこい」
「マスター、ですが……アクセルさん、本当にマスターの闇の魔法を覚えなければいけないのですか?」

 今まで俺とエヴァの会話を黙って聞いていた茶
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