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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第26話 妖怪大戦争(中編)
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は出来ず、エリオとガリューは吹き飛ばされてしまった。

「エリオ!!この!!!」

そんなエリオの仇討ちとばかりに、ザンバーで崇徳院に斬りかかるフェイト。

「勇敢だな。だがそれでも熱くはならず冷静に考える頭を持つか。実に優秀だ」

フェイトのザンバーを素手で受け止めながら淡々と分析する崇徳院。

「プラズマスマッシャー!!」

そんな崇徳院にすかさず左手から直射砲の雷撃を放射した。

「むう!?」

流石の崇徳院も想定してなかったのか、ザンバーから手を離し、砲撃から逃げようと離れようとするが………

「遅い!!」

フェイトのプラズマスマッシャーが崇徳院を逃さず、飲み込んだ。

「よし………」

先ずは一撃と考えていたフェイトの攻撃は見事に直撃した。まるで攻撃がスローモーションで見えているような避け方。それを見たフェイトはクロスレンジでの近距離砲撃を考えた。
しかし………

「ぬう………」

直撃したが、平然と立っている崇徳院。

「そんな………」

見た目からもダメージを受けているようには見えず、流石のフェイトも予想外の事であった。

「別に武器からでなくても攻撃は出来るのだな………全く、魔導師とは恐ろしいものだ………」
「よくも言いますね………私にはあなたの方が恐ろしい」
「そこのガキに聞けば分かる。私を倒すのは不可能だ。私は怨念で形成されている。そして怨念は過去に封印された時と比べても実に2倍以上。これを祓うどころか封印すら不可能だろう」

そう言われ、フェイトはエローシュを見る。
エローシュはゆっくり頷いた。

「ふっ、分かったであろう?無駄な抵抗は………ちっ!?」
「そう言って諦めると思うたか?なめるな!!」

そんな会話をしていた崇徳院に今まで動いてなかったぬらさんが斬りかかった。

「元気だなぬらりひょん」
「ぬかせ!!」

2人が互いに戦っている中、フェイトは一旦エローシュの隣へとやって来た。

「良い作戦を思い付いたって本当!?」

先程のエローシュはフェイトと崇徳院が話している中、念話でこっちに来るように話していた。
そしてその中には良い作戦を思い付いたと。

「はい、恐らくこれなら奴を消し去れます。ただ………」
「ただ?」
「奴が形成している怨念を一度外に放出させ、もう一度再形成する前に全員の一斉射撃で完全に消し去るって作戦なんですけど………」
「クロスレンジ組とAチームの力も必要って訳だね………」

そうフェイトが言うとエローシュは頷く。

「そして放出させるタイミング。恐らくですけど、チャンスは一度。それを失敗したら次も同じ手が通じる相手だとは思えません」
「そうだね相手はそう言う相手だもんね………うん
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