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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第26話 妖怪大戦争(中編)
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に零治は一瞬ポカンとするが、直ぐに笑い始めた。
「レ、レイ?」
「ククク………いや済まん。別にティアナをバカにして笑った訳じゃないぞ?何だか懐かしくてな………」
そう言って零治は1人、来た道の方を向く。
「零治さん!!」
「ティアナ、1つ勘違いしてるぞ?確かに殿に残ると言ったが別に犠牲になるだなんて思ってない。むしろ返り討ちにしてやるつもりだ」
「でもそれが出来ないから撤退を………」
「いや、やろうろ思えばいつでもやれるんだが、恐らく崇徳院との戦いを他の奴等に任せる事になりそうだったから地道に倒してただけだ。………まあ温存だな」
「それにリンスとか君達も心配だったからね。僕達のお願いでこれからの任務に支障がでちゃ、申し訳ないし」
零治の隣に並んだライが振り向いてそう言った。
「まあそう言うことだ。だから安心して先に行け」
「リンスをお願いね」
そう言って2人は敵に向かって駆けていった………
「ねえレイ?」
「うん?」
他のAチームのメンバーと離れた2人。
敵の方へ移動中、ライが零治に声を掛けた。
「あのときティアナと話をしてて何でいきなり大笑いしたの?かなり不気味だったんだけど………」
「ああ。あれは先輩と似たような事を言ったからつい思わずな」
「ウォーレンさんが………」
「戦闘の仕方の先輩に似てるし結構似てるのかもな。………まあ先輩と違って真面目そうだけど」
「うん、学級委員みたいだったね」
「………何か表現が幼くないか?」
「でもその上の生徒会は私の知ってる限り真面目じゃないから」
「………まあ確かに」
反論できない零治だった。
「ここで良いよね?」
「ああ」
そう言って止まった場所。
ちょうど見張らしもよく、ここがAチームへの最短ルートであった。
「さて気張るか!」
「うん!!」
互いに並んでデバイスを構える2人。
そしてしばらくして大群の敵が現れた………
「はああああ!!」
「………!!」
突貫するエリオとガリュー。
勢いも速さも申し分ない一撃。
しかし………
「ふむ」
エリオの突きとガリューの拳をあっさり避けてしまった。
体の向きを変えただけで………
「まだ!!」
直ぐに止まったエリオはそのままストラーダで横なぎに斬りかかる。
「ほう」
崇徳院はまたも対して動かず体をだけで避けた。
「中々やるじゃないかガキ。………だが、その甲羅の戦士と同じく私に挑むレベルでは無いな」
そう言うと強い衝撃波が2人を襲った。
「!?」
「うぐっ!?」
一度は耐えたものの、長い間耐える事
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