暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第26話 妖怪大戦争(中編)
[12/13]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
それでも手刀で破壊するなんて普通考えないよな………」
「流石に予想外だよ………」
そんなフェイトの言葉を流し、無言で三又槍を頭の上に構えるシヴァ。
「何を………」
「!?エクス!!クリスタル多重展開!!!」
そんなエローシュの叫びと同時にもの凄い勢いで持っていた三又槍を投擲するシヴァ。
そのスピードはまさに神速。
投擲は寸分の狂いも無く、真っ直ぐフェイトに向かっていく。
「えっ?」
正面から来ているのにも関わらずフェイトの反応は遅れ、直撃コースから逃げる余裕も無かった。
………だが、
「!?」
いきなりフェイトの目の前に大きなクリスタル5個並んで出現。
それが壁代わりとなり、槍を防いだのだ。
しかし決して強固の壁と言うわけでは無く、槍が突き刺されば直ぐに砕かれてしまうほど脆かった。
だがその間に出来たコンマ数秒がフェイトを救ったのだった。
「くっ!!」
気がついた時にソニックムーブで逃げる気でいたフェイト。
その判断こそが、自分の命を救ったのだった。
大きな音を立て、揺れる程の衝撃が地面を伝わる。
フェイトの横を通り過ぎた槍はそのまま地面に突き刺さり、大地をえぐった。
その後はまるで大きな爆発が起きたように地面にクレーターが出来ていた。
「こんなの喰らったらひとたまりも無い………」
『いい判断だったなエローシュ』
「ありがとうエローシュ」
「いえ、間に合って良かったです。だけどこんな敵にどうやって………」
六課でも最速と言ってもおかしくないフェイトでも反応出来ないスピード。
そして一撃必殺の威力。
この場にいる誰もが奴に対抗出来る手を持ち合わせていなかった。
「くうう………」
「小僧、そんなものか………!!」
対してエリオもマサカド相手に苦戦を強いられていた。
零治の時に見せた雷を自身に流し、肉体の限界を超える戦闘方法を行なっていた。
まだ完成とは程遠い出来であるが、それでも今エリオが出来る精一杯だった。
そしてそれはマサカドとも互角に戦えていたのだ。
だが所詮互角なだけであり、エリオが苦戦を強いられる要因となってしまった。
スタミナ切れである。
「まだその術も慣れていない模様。だがその中でもワシと同等に戦うとは恐れ入った。ワシも本気で戦わざる追えない所まで来ていた。全く、末恐ろしい小僧よ………」
「ほ、本気じゃない………?」
「これくらいの実力がワシだと?それはワシに失礼だぞ小僧。ワシは武士なり。武士は武士として道を持つ。どんなに時が経とうとワシがその道から外れる様な事は絶対に無い」
そんな武士道を貫くマサカドに戦闘はまさかの指南の様な形になりつつあった。
「さあ来いま
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ