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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第26話 妖怪大戦争(中編)
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「くそ、うじゃうじゃと………!!」
「夜美ちゃん!上、上!!」
はやての叫び声で上を向く夜美。
そこには剣を振り上げ、夜美に斬りかかろうとしていた天使の兵士がいた。
「この!!」
直ぐにエニシアルダガーを展開し、それを発射した事で、相手の軌道を変え、攻撃を避けることが出来た夜美。
「夜美ちゃん、次来るで!!」
撃退した夜美だったが、息着く暇もない。
天使達は風を起こし、雷を落とし、火を放ち、氷の礫を放つ。
「くっ!?エニシアルダガー!!」
先程発射したダガーを再展開した夜美は、そのダガーを自分の周辺に展開し、ダガーの防壁を作った。
「何それカッコイイ!!」
「加奈のフェアリーの真似事だ。取り敢えずこれで………!!」
夜美の目論み通り、敵の全ての攻撃はダガーによって守る事は出来た。
しかし一向に減らない天使の兵隊による絶え間ない攻撃で思うように攻撃に移れない2人。
2人とも広域魔法が得意なため、どうしても星やなのは達と比べると時間がかかってしまう。
直射砲撃の魔法も無いことも無いが、星みたく連射は出来ない。
その影響で依然増え続ける天使達との戦いに防戦一方になりつつあった。
「………で、どうするはやて?」
「そやな………玉砕覚悟で1人が敵に突っ込んで、その隙に広域魔法で大多数を殲滅。そして指揮をしてる天使達を叩くのが定石やろな。せやけど………」
「強固な防御魔法で守らなければ怪我だけで済むかどうか………」
今現在、互いにダガーで防御の円を作って相手の攻撃を防いでいる2人。
魔法での攻撃では無いため、あえて攻撃魔法で防御していた。
兵隊達の攻撃が主で、それを率いている天使の隊長達は兵隊達の様子を見ているだけである。
「………それにあっちで見ているだけの天使達が何をしてくるかも気になるしな………」
「そうやね………不気味やね………」
そんな手詰まりの2人。
しかしそんな状況を覆す頼もしい味方がやってきたのだった。
「えっ!?」
「何や!!」
そんな2人の後方からピンクの光との星とは違う明るいオレンジの光が天使達を一気に飲み込みこんだ。
「お疲れ2人共!」
「大丈夫ですか?」
「なのはちゃん、真白!!」
2人を助けたのはダウンしていて別荘に居るはずのなのはと、星達と別の場所で戦っていた筈の真白だった。
「なぜ2人がここに!?」
「援軍です!なのはさんとバルトさん、そして加奈さんが来てくれたので、私となのはさんははやてさん達の所に救援に来ました」
「苦戦してた2人共?」
「なわけあるか!!………と言いたい所だが、正直はやてとだと同タイプな為、中々上手く行く作戦が思い浮かばなかったところだ」
「お互い似たような技ば
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