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ストライクウィッチーズ1995〜時を越えた出会い〜
第七話 ネウロイとの戦い
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和音に対する訓練と飛行許可が下りたのは、和音がこの時代にやって来て5日目の事だった。
もうすっかり馴染んだ朝食の席で、和音はミーナと坂本に呼ばれ、そこで正式な辞令と真新しい階級章を渡されたのだ。たった5日しかたっていないというのに、驚くほど手際がいい。
「沖田和音少尉、貴官を本日現時刻を以て第501統合戦闘航空団の隊員として任命します」
「はっ! 沖田和音少尉、拝命いたします」
略式の、それもほぼ形だけのものではあったものの着任式が執り行われ、そのあとはいつも通りの砕けた朝食となったのだが、なぜかミーナと坂本は終始ご機嫌であった。
そして今日の午後から訓練に参加することが全員に伝えられ、さっそくストライカー選びをしよう、ということになったのである。
「じゃあ、和音ちゃんはレシプロストライカーを使ったことがないんだ」
「はい。私の時代では、一部が訓練と偵察などで使用される以外は全て退役していますから」
コツコツと乾いた足音を響かせて格納庫へ続く廊下を歩く宮藤と和音。本来なら朝食の片づけがあったのだが、「私がやっておくから、芳佳ちゃんは和音ちゃんを手伝ってあげて」とリーネが気を利かせてくれたのである。
「えっと、格納庫で坂本さんが待ってるって言ってたんだけど……」
「いらっしゃらないようですね……」
あとで格納庫へ来るように、との指示を受けてやって来た二人だが、なぜか呼んだ本人である坂本がいない。一体どこだろうかとあたりを見回していると――
「いや、すまんな遅れてしまって」
「あ、坂本さん!」
「只今参りました」
格納庫の奥から、数名の整備兵らと共にユニットの固定ボルトを引っ張ってきた坂本が出てきた。
「余っているユニットを探していてな。遅れてしまった」
「坂本さん、それが和音ちゃんのユニットですか?」
ガコン、と大きな音を響かせて格納庫の真ん中に降ろされた固定ボルトには、暗緑色に塗装されたレシプロストライカーが一機、しっかりと固定されている。
「坂本少佐、それは一体なんでしょうか?」
「ん? そうか、お前の時代ではすでに退役していたのだったな……こいつは扶桑海軍のユニットでな、『紫電改』という。私はあまり好きではないんだが、ひとまずコイツを使ってみろ」
――『紫電改』
零式艦上戦闘脚と並ぶ、扶桑皇国の代表的なユニットの一つだ。
運動性能を重視した零戦と対照的に、高速性能に優れ、一撃離脱戦法に適していたとされる。
(これが、紫電改……初めて見る……)
教本の挿絵で見たことはあっても、飛行可能な実機を直接見るのは初めてだった。
「使い方は分かるか?」
「やってみれば、何とか」
それを聞くと、坂本は整備兵らに何事かを耳打ち
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