第六章
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、その一球目は。
外角高めに入った、そのスピードは。
一五二キロだ、それだけの速さなら。
「速いな」
「ああ、コントロールもいいな」
「あの速さならな」
「そうそう打てないな」
球威もあった、それではだった。
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