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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter13「守る力」
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ルドガー君。見てて……キャロの本当の力を見れるよ』
「ん?」
『そっか!』
なのはの意図が読めないルドガーだったが、シャーリーはその意図に気付いていた。
『そう。発生源から離れればAMFも弱くなる……使えるよ!』
なのはの説明によりようやく隊長達がこの事態に落ち着いている訳に気付く。
『ありがとうルドガー、あの2人の事を心配してくれて……けどキャロならきっと大丈夫』
「フェイト………」
親代わりでもあるフェイトに心配ないと言われ、ルドガーもキャロ達を信じる事にした。
しかしそれでもルドガーの脳裏にはあのミラを救えなかった時の光景がフラッシュバックしモニターから目を反らしてしまう。
(また、俺は守れないのか……)
だがそのルドガーの心配は杞憂に終わる。落下していたエリオとキャロが突如光に包まれたのだ。
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ガジェットV型のアームによってキャロはリニアからエリオを追って飛び降りる。
戦うのは怖い……けど大事な人を失うのはもっと怖い。
『お前達4人にはリインがいる。なのはがいる。フェイトがいる。はやてがいる。皆がいる』
その言葉を胸に彼女はがむしゃらに必死で手を伸ばす。
「私は…守りたい……大切な人達を守りたい!!」
キャロはついにエリオの手を掴む。そしてそれが鍵となる。2人を強力な魔力の光が包みこんだ。
エリオを抱きしめながら、苦楽を共にしてきたフリードに話しかける。
「フリード。今まで不自由な思いをさせてごめんね」
「キュク〜!」
強すぎる力は災いを呼ぶ……そんな理由でキャロは故郷から追放された。その後幼いキャロは管理局に保護されてからもその力故に自分の居場所を持てなかった。だが厄介者の烙印を押されキャロに手を差しのべてきれた人もいた。フェイトだ。彼女との出会いがあったからこそキャロは多くの者達と出会えのだ。エリオともスバルにもティアナにも……そしてルドガーとも。
「竜魂召喚!」
竜魂召喚……その言葉と共に光は弾け、中から本来の姿のアルザスの白竜フリード・リヒが現れ背にキャロとエリオを乗せリニアレールに向け飛翔する。気がついたエリオが目を覚まし、顔が近かった為か赤くなる2人。
キャロにもう迷いはない……仲間がいる限り、仲間と信じ合う限り彼女が1人になる事はない。
「ありがとう……ルドガーさん」
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光が割れるように消え中から巨大な白竜が現れる。何処からあんな巨大な竜が現れたのかと考えるが、その特徴からルドガーは竜が何者なのか気付く。
「まさか……フリードなのか?」
『そ
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