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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter13「守る力」
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攻撃は止まってすら見えている。そしてその3体のガジェットへ目にもとまらぬ速さで斬撃を見舞いながら中央突破を成功させる。

-----武身技アサルトダンス

2人のミラがルドガーに伝授した絆の武身技だ。だが3体のガジェットを破壊したルドガーを敵は休ませる事なく攻撃を続ける。五体のガジェットが密集し、ルドガーに集中砲火。回避ポイントがほぼない攻撃だがそれを全てカストールで捌きながら前にひたすら突き進む。

「やるか……!」

クランズオートを握り両腕をクロスさせる。

「セイっ!」

クランズオートを宙に高く放り投げ、クランズウェイトを後ろに向け構えながらガジェットの編隊の下に疾走。

「そぉらっ!」

そこにいたガジェット全てをたった一撃で吹き飛ばす。その時点で既に機能停止したガジェットもいたがルドガーの攻撃は終わらない。クランズウェイトを捨てして直ぐカストールを握る。

「---祓砕!斬!」

ガジェット達にカストールですれ違いざまに二撃を加え、宙に投げ落下してきたクランズオートをキャチ。

「はぁぁぁっ!」

双銃をガジェットに構え、無数の赤い閃光を放ちながらその名を叫ぶ。

「---零水!」

赤い閃光がガジェット達を撃ち抜きガジェットは跡形もなく消失した。

-----秘奥義-----祓砕斬・零水

ハンマー、双剣、双銃の3つを極めたルドガーの秘奥義を真ともに食らえば並みの者なら一撃で沈む。ガジェットの残骸の上に片足を乗せたルドガーは列車の中から聞こえる爆発音と衝撃を感じながら、
それぞれ戦うフォワード達の事を考える。

「……はぁ……俺も案外過保護だな」

自分でも心配すぎている事に気付き頭を押さえる。いや、今に始まった事ではない。
自分があの旅の中でエルに対しての扱いが過保護な部分があった事を思い出せば、やはり自分も本質はヴィクトルと同じだと思うルドガーだった。

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六課指令室でルドガーの活躍を見ていたはやては、そのルドガーの双剣・銃・槌捌きに舌を巻いていた。

「……凄いですね、ルドガーさん」

ルドガーの活躍を見て舌を巻いていのははやてだけではない。隣にいるグリフィスも、オペレーター陣も華麗とも言えるルドガーの戦い方に感嘆している。

「前に模擬戦で見せた以上の技ばかりやなぁ……こりゃシグナムが見たらルドガーに模擬戦ばっか仕掛けるやろうなぁ」

作戦中にも関わらずその光景を想像する。レヴァンティンを持った騎士甲冑姿のシグナムが剣を振るい、ひらすらそれを避け続け逃げるルドガー。

(ぷはっ!だ、ダメや!面白すぎる!)

同情しながらも笑いを忘れない女。竹を割った性格と呼ばれるよりも餅をついたような
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