第34話 日常に事件の影は潜むようです
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いか。ではな。」
ズルリ、と影――いや、あれは闇かの――にレヴィアタンが沈んでいき、
完全に気配が無くなった。ふぅ・・・老体には、あの魔力は堪えるわい。
「ねー、おじーちゃん。ボクは何時までここに居ればいいのぉー?」
「フォ、フォッフォッフォ。少々待ってくれんかの?もうすぐ―――」
バァン!!
「ジジイ、今度は何の用だ!?何度も何度も呼び出しやがって!
くっだらねぇ用事な、ら……………。」
「やっほー、愁磨!元気だったーー!?」(ピョーーン!
ガッ! ギリギリギリギリギリギリギリギリギリ
「なんでテメェがここに居る、アスモデウス!!?
あん時地獄に追い返しただろうが!!どうやって命令無視したんだ!?」
「痛い痛いいたーーい!!
だって、あんな無理矢理されたからちゃんと出来て無かったしぃー!!
ボクと愁磨の相性が良かったし、愁磨のがおっきいからボクが出て来るには
十分だったんだよーー!!」
「意味分からんわーーーーーー!!!」
・・・・・何を言っているかはようわからんが、一つだけは分かったぞい・・・・。
また愁磨殿絡みの面倒事じゃあああああああああ!!
Side out
subSide 愁磨
「……つまり、契約が滅茶苦茶だった上に、俺が下手に魔適正が高かったせいで?
更に、俺がお前を召喚できる魔力量だったせいで、呼び出せる状態だったから、と……。」
「そうーー!でね、地獄の王になる為には魔王をみんな倒せばいいんだけど、
ボクじゃ全然無理なの!
でも、契約とか結婚してる相手が倒してくれれば、自動的に王になれるの!」
「……要するに、俺を利用する為に結婚してくれって事か。
クハハハハハハハハ!!……いくら美少女でも許さんぞ?」
とりあえず救世主形態を発動して、『アトロポスの剣』を出す。
さて、なます切りにするか存在をぶっ飛ばすか――
「待って!それは違うよ!!た、確かに利用するみたいにはなってるけど!
ボク本気だもん!愁磨と結婚したいのも王になりたいのも本気だもん!!
あと、今は女だから、そんな事言われるとうれしい、かな〜。えへへ♪」
「チッ。……本気なのは分かった。意味分からんフラグが立っているのも分かった。
………今は女って、どう言う意味だ?」
「ん?ほら、ボクって色欲を司る魔王な訳でしょ?
つ、つまり、そのー……両方とえっちな事する為にね、男女両方に体を変えられるの。」
と言うと、アスモデウスが一瞬光り、収まった時には……成る程。
確かに、大きくは無いが女性的な胸が平らに
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