【パズドラ】殴って、青龍カリンちゃん! 五話 〜ヘラ降臨〜
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びっくりしたっていうか……。カリン、大丈夫か?」
「こまけぇことは心配しなくていいネ! お兄さんがクリアしたんだから、それは我にとっても嬉しいことアル。ささ、お祝いパーティの準備できてるアル。早くしないとケーキが冷めちゃうネ!」
「今は温かいケーキなのかよ……」
……どうやら、俺が思っていたよりカリンは強い子だったようだ。
彼女は、決して明るさを失ったりしない。水のような清々しさをいつまでも持ち続ける。
「それじゃ、新入りの分のケーキはあるんだろうな?」
「もっちろん! ささ、みんな中に入って!」
もうお腹がペコペコだと言わんばかりに、今日のチームメンバーが我先にとリビングへと向かっていく。レディーファーストなのか、虹の番人だけは一番最後になるまで待っていた。残ったヘラが中に入るまで。
「あなたがヘラアルか? どうしたネ。早く中に入るよろし」
「いや、私は明るいところ苦手だから……」
「そんなの、ダンジョン出身ならみんなそうネ。じき慣れるアルヨ。さぁさぁ!」
そういって、カリンはヘラの手を掴み、強引に家の中に連れて行った。
「まったく、本当に元気いっぱいだな」
「フォフォフォフォ」
虹の番人は笑った。その仮面の下はきっと、幸せに包まれて――、
って、最後はお前が締めるの!?
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