暁 〜小説投稿サイト〜
【パズドラ】殴って、青龍カリンちゃん!
【パズドラ】殴って、青龍カリンちゃん! 五話 〜ヘラ降臨〜
[3/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

「アイヤー! ヘラって、あのヘラアルか!? 我も行きたい!」
「あぁ、俺としても連れて行きたいところなんだが、どうかな?」
「やめとけ。体力が足りん」
「そうか。残念だが、仕方ない。体力となると虹の番人がいいかな?」
「それなら勝機はあるだろう」
「ちょ、ちょっと! 体力がないって失礼ネ! そんなこといったら、そんなチームじゃ火力足りないアルヨ!」
「貴様は火力も足りん」
「はぁ!? 我の火力見たアルか? ヘラなんて一発で――」
「無理だ」
「納得出来ないネ! 最近体なまってて、ボックスから呼ばれてやっと使ってくれる思ったら!」
「オーディン、お前は何も言わなくていい」
「その通りネ!」
「こういうのは俺が言わなくちゃいけない。カリン、すまんな。今日はボックスの中に戻ってくれ」
「……え?」
「すまんな、ボックスから出しといて」
「…………お兄さんの、馬鹿」
 カリンはうつむいて、ボックスの中へ戻っていった。そして入れ替わるように、虹の番人が出てきた。
「あれ、虹の番人、なんで出てきたんだ?」
「フォフォフォフォ」
「なるほどなー。カリンがそんなに……」
「フォフォフォフォ」
「まぁ、それは後で俺がどうにかしておくよ」
「フォフォフォフォ」
「あぁ、これからヘラ倒しにに行くんだよ。それでお前の力を借りたくてな」
「フォフォフォフォ」
「頼もしいな。そう言ってくれると助かる」
 モンスターの言葉も理解できる、というのは冒険者にとって当たり前のことだ。しかし、一般人が見たらシュールなんだろうなぁ。
 なんでも虹の番人はカリンによって呼び出されたらしく、ひどく落ち込んでいたらしい。俺がボックスに近づくのも嫌だから、わざわざカリンが虹の番人を呼んだ。というふうに虹の番人は考えているらしい。なんだ、この察しの良さは。
 それで虹の番人はカリンをひどく心配していているようだ。レインボーの鎧で全身をかためているオッサンという、明らかにネタ要員みたいな見た目をしているくせに、無駄な紳士っぷりをアピールしやがって。
「よし、そろそろ行くか」
 こうして、ドラウンジョーカー、虹の番人、エキドナ、セイレーン、リリス、オーディンで、ヘラが待つダンジョンへと向かうことになった。

 オーディンのアドバイスのおかげで、道中の敵たちに苦労はしなかった。
 オーディンとドラウンジョーカーのおかげで相手の攻撃はほとんど効かない。大きなダメージを受けても、エキドナが相手の行動を止めたり、虹の番人の防御で隙を作り、セイレーンやドラウンが回復することで全滅は免れる。しかし、基本防戦一方なので、そこはリリスの毒やオーディンのグングニールで補う。ドラウンジョーカーでは攻撃を半減できない火・木・光属性のモンスターを先に倒すことさえ心がけ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ