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第四十話 割り切る事
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「さてと・・・今日は明日奈の見舞いに行くか」
昨日の騒動が起こった後、三人はALOの首都【アルン】に着いた。その夜景は首都と呼ばれる程があり、町並みも大きさもスイルベーンとは規模が違っていた。
しかしその景色に見とれている暇はなかった。その日の終日は定期メンテナンスを行われる事になっており、プレイヤーはログアウトしなければならなかった。三人は次回の落ち合う場所と時間帯を決めるとその日は解散となった。
「しかしリーファの顔と態度は何処かで見たような感じがするんだよな・・・考えていても仕方ねぇか」
修也は自分の妹の見舞いに行くために入院している病院に赴いた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「しっかし・・・どうすっかな。ALOにインしてみたは良いが須郷の悪事を証明するものが一個足りとも揃ってねぇ」
病院に着いた修也は明日奈の病室に向かう途中、須郷の悪事を証明するものが未だに入手できていない事に頭を抱えていた。
「後の望みはALOのグランドクエストだな。恐らくこのクエストが鍵を握ってるみたいだな。しかしあの須郷の事だ・・・どうせとんでもねぇ仕掛けをしてんだろうよ」
修也は苦虫を噛むような顔をしていたが明日奈の病室に着くとその表情を和らげ、カードキーを差して病室に入ると・・・
「ん?和人か?それに・・・君は直葉ちゃん?」
二人の人影が見え、それを確認すると和人と直葉だった。どうやら二人も明日奈の見舞いに来たみたいだった。
「シュ・・・修也。お前も来たのか」
「たまには明日奈に顔を見せてやんねぇとな。これで会うのは二回目かな?直葉ちゃん」
「はい。ご無沙汰しています、修也さん」
明日奈の隣で手を握っている和人に挨拶をするとそれを見守っていた直葉にも挨拶を交わした。しかし直葉の表情は何か思い悩んでいる表情をしており、修也はその表情を見ると頭に何かを過ぎらせた。
「何だ。二人も知り合いだったのか?」
「まあな。ちょっとした事がキッカケだったんだけどな・・・なあ和人。少し直葉ちゃんを借りて良いか?」
「何する気だ?変な事をするんじゃないだろうな?」
和人も流石に妹思いなのか少し目を尖らせるが、修也は「おいおい」と頭を抱えた。
「俺がそんな変態に見えんのか?お前は。話をするだけだ」
「・・・スグはどうなんだ?」
「そうだね。修也さんに付いて行くよ。お兄ちゃんも明日奈さんと二人っきりになりたいでしょ?」
直葉も和人の事を気遣ったのか修也に着いて行く事にしたようだった。そして二人は一旦和人と別れると病院の中庭にやって来るとベンチに腰掛ける。そして・・・
「おっと。何か飲み物を買ってくるか・・・直葉ちゃんは何が良い?奢ってやるよ」
「良いんです
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