第185話
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が、今日に限ってその人と出会わなかった。
「誰にだって寝坊はあるでしょ。」
「そうなんだけど、今日は付近の人の姿も全然見えなかったし・・・」
「考えすぎだ。
そういう日もあるだろ。」
「・・・・・かな。」
二人に言われ、愛穂も考えすぎと改め直し、食事を再開する。
美味い料理を食べ、退院祝いに打ち止めの好きな所に皆で行こうと計画している。
楽しい一日になる。
誰もが思っていた。
変化は突然だった。
ビリビリ、と窓が震えているのを麻生は知った。
風でも強いのか、と考えたが徐々に窓が震える音が大きくなる。
震える音と同時に、空気を斬り裂く音と独特のエンジン音が聞こえてきた。
異常な変化に愛穂達も気づいたのか、窓の外に視線を向ける。
音の原因はすぐに姿を現した。
第二三学区・制空権保全管制センターが誇る、最新鋭のHsAFH−11、通称『六枚羽』。
機体の左右に搭載された機銃とミサイルが麻生達の居る部屋に向かって突如、攻撃を開始した。
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