外伝エピソード05
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朝のジョギングを日課としているヴィヴィオ。
そのジョギングの隙に、朝から夫婦の営みを日課としている母親達と父親。
清々しい一日の始まりである。
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「行ってきまーす」
「ああ、前期試験がんばれよー」
「うん、パパ。わかってるー」
ヴィヴィオには楽しみがある。
試験が終われば四日間の試験休みだ。
その休みに、両親達と友達とでみんな一緒に異世界旅行なのだ。
……パパやママ達は忙しいはずなのに、遊んでくれる。ママが多いから寂しいと思ったことはない。
でも、パパとはママ達に比べると甘えられる頻度が少ない。
だから、楽しみだ。
ノーヴェさんからアインハルトさんも来るって連絡もあったし、今回はすごく楽しみ。
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ミウラ・ケイタは苦難がある。
それは、娘の試験が終わった後の四日間の試験休みだ。
娘とその友達たちを引き連れて異世界旅行と言う名の訓練に行くのだ。
……訓練は良い。ヴィヴィオ達と遊んだりするのも良い。だが、嫁たちが集まるので、夜が大変だ。
ヴィヴィオの最近出来た友達のアインハルトちゃんはなかなかの腕前なので俺も油断が出来無い。
調子に乗って、彼女の前で真正古流ベルカの格闘武術覇王流を似せてみせたのが不味かった。
戦い方を教えて欲しいとせがまれたので、あれから週に一回の頻度でヴィヴィオと共にまとめて訓練をつけている。
筋も良いし、何より吸収力が高い。
ヴィヴィオもアインハルトちゃんに刺激されてミックスアップという感じで腕前をメキメキをあげている。
――年頃の女子には気をつかうもんだなぁ……。
訓練後に汗臭いかもと距離を取られるし、俺が近づいて教えると緊張するのかアインハルトちゃんの身体が硬くなってしまうからなぁ。
年上の異性は怖いのだろうか……。
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アインハルト・ストラトスには楽しみがある。
今度の四日間の試験休みにミウラ・ケイタと共にヴィヴィオ達と訓練できる。
……週一のミウラ・ケイタさんとの訓練では物足りないです。あの人に教えてもらうのは楽しい。
自分が強くなっていると実感できるのだ。
しかし、訓練中や、訓練後は少し困ります。
あ、汗臭いと思われたくないし、訓練の為に教えてくれようと接近されるとドキドキします。
自意識過剰でしょうか……あの人に取っては娘のお友達程度でしょうね。
それでも、恥ずかしいものは恥ずかしいし、ケイタさんがステキな年上の男性というのも変わりはありません。
後数年すれば私も結婚できる年齢になるしその時までに腕前と女を磨きましょうか。
不純! 不純な考えですね!
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そんなこんなで試験期間も無事終了。
ヴィヴィオ達は花丸評価で優等生である。
コロナ・ティミル、リオ・ウェズリーがミウラ家に報告に
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