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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter12「最強の継承者」
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し、キャロの魔法は皆を守ってあげられる優しくて強い力なんだからね?」
そして今度こそなのはは飛び降りる。
残されたメンバーはリインが中心で戦術の最終確認を行っている。
「任務は2つ。ガジェットは1機残らず殲滅させ、そしてレリックを安全に確保すること」
ガジェットがリニアレールを占拠している現状が表示されているエアディスプレイを指差しながらフォワード達に的確な指示を与える。
「スターズ分隊とライトニング分隊、2人ずつのコンビでガジェットを破壊しながら車両前後から中央に向かうです」
「なら俺は先行してフォワード達が降下中狙い撃ちされないよう降下ポイント近くにいるガジェットを破壊しにいく」
「それは心強いですけど、大丈夫ですかルドガーさん?」
「大丈夫だよ俺は。なのは達が親身になって鍛え上げている新人達なんだ。一応教官なんだし、晴舞台ぐらい作らせてくれ」
「わかったです。降下する際はリインがルドガーさんの降下を魔法で手伝いますから安心してくださいです」
「頼りにしてるよ、リイン」
指でリインの頭を撫で、リインがやめてください恥ずかしいですぅと言いながらも嬉しいがってる姿を見てフォワード達から少しだが笑った。
だがその中にやはりキャロは入っていない。
「怖いのか、キャロ?」
「え?」
「正直に話してくれ。誰も本当の事を言って攻める奴はいないよ。な?」
「えっ?あっ、はい!ね?ティア?」
「あっ、うん」
「僕も!」
「キュク〜!」
「ほら、なっ?」
ルドガーの目配りでスバル、ティアナ、エリオもキャロを勇気付ける。
そして仲間の自分を想う気持ちを感じ自らの心情を吐露する。
「……怖いです。戦うのも自分の力も……」
「…………」
「なのはさんは私の力は皆を守る事ができるモノだと言ってくれました……でも、やっぱり自分の力が怖いんです……」
「……そうか」
キャロの恐れている理由を知り、ルドガーはそっとキャロの頭に乗せ優しく撫でる。
キャロの戦う事が怖いという気持ちも自分の力が怖い気持ちはルドガーには痛い程わかり、他人事とは決して思えない。
だから……
「それでいいんだよ」
「……え?」
ルドガーの言葉でそれまで俯いていたキャロは顔を上げる。
「その怖いと思う気持ちを肯定するんだ」
だから……ルドガーはキャロに恐怖を感じるその心を認めるように告げる。
「戦う事を怖いと思うのは誰だってある事だ。なのは隊長やフェイト隊長、無論俺もな」
「…………」
「自分の力の本質を…その恐ろしさを知っているならキャロは大丈夫だ」
一歩さがり全員を見る。
「お前達4人にはリイン
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