魔法先生ネギま!
0302話
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。じゃがな、魔法先生の中にはそれを面白く思わない者も少なからずおるんじゃよ。幸い、儂とこの麻帆良でもトップクラスの戦闘力を持つタカミチ君が君の存在を肯定しているので大きな騒ぎにはなっていないが、な」
「ふん、例によって正義馬鹿どもが騒いでいる訳か」
そう言いながらエヴァは近右衛門へと嗜虐的な笑みを向ける。
「正義馬鹿?」
俺の隣で話を聞いていたネギがエヴァへと尋ねる。
「くくっ。そうだな、詳しい話はじじぃにでも後で聞け。きっとぼーやにとってもためになる話を聞かせてくれるだろうさ」
「むぅ、儂に押しつける気か?」
「ふんっ、この麻帆良のトップはじじぃなんだから当然だろう」
互いに相手へと自分の嫌な事を押しつけようとしている2人を見ながら口を開く。
「学園長の言いたい事は大体分かった。そういう事なら俺としても協力するのは吝かでは無い」
「そうか、引き受けてくれるか」
安堵の息を吐いた近右衛門だったが、そこに言葉を滑り込ませる。
「だが、契約外の仕事をしようというんだ。当然無料奉仕をする気はない。相応の報酬を要求するぞ?」
「具体的には?」
さて、ここで報酬に何を要求するか。折角魔法がある世界へとやってきたんだし、俺の目標も未知の力の収集だ。なら……
「魔法道具を希望する。特に、不老不死……とまでは言わないが、身につけていると不老になるものが魔法世界にあると聞いた。出来ればそれを幾つか欲しい所だが……」
「おい、アクセル。それはさすがに無理があるぞ。以前も言ったと思うが、魔法世界でも稀少な品だ。そうおいそれと手に入るような物じゃない」
「……らしいから、使える魔法道具や魔法書といったものだな」
さすがにネギの護衛をする程度で不老の指輪を手に入れるというのは無理があったか。
「良かろう。ただし、報酬については今回の件でどれだけの活躍をしたかで決めさせて貰うが構わんじゃろうな?」
まあ、ここら辺が妥当な所か。
「ああ。それで問題無い」
「……言っておくが、私は基本的に観光しに京都に行くんだからな。厄介事に巻き込んでくれるなよ」
俺と近右衛門、ネギへと釘を刺してくるエヴァ。
確かに15年もこの麻帆良に閉じ込められていたのだからその気持ちも分からないではない。だが、近右衛門も関東魔法協会理事の立場として安易にそれを許可する訳にもいかず……
「そう、じゃな。ネギ君とアクセル君でどうにもならなくなった時に手を貸してくれるというのであれば、エヴァの封印を一時的に弱めるというのを許可しよう」
「ちっ、しょうがない。分かった。ただし! 本当にどうしようもなくなった時に限るぞ! それ以外では絶対に頼るなよ!」
エヴァとしてもその辺が妥協案だと思
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