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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第九十二話】
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をあの黒いISが待っていたのか――両手で構え直した。

――一夏が言ったのが本当の話だと、俺は織斑先生こと『ブリュンヒルデ』の戦闘データのコピーと生身で戦わないといけない。

――俗にいう死亡フラグって奴がたってる状態かもしれない。


だがそれでも――ラウラを助けるため…シャルルとの約束のため……セシリアとの約束は試合に勝つことだったが…これでも一応守られるだろうか?

――守れてないなら、素直に謝るしかないかな、これが。


黒いISの元へ歩を歩め、一定距離まで移動をすると俺はその手に持った天狼を構えた。

威圧するかのように見下ろすIS――ぎらりと鈍く光る雪片――静まり返ったアリーナ全てが俺の緊張感を高めつつもそれよりも鋭く俺は意識を集中させていく。

先程のシャルルのエネルギー譲渡で聞こえてきた『女の子』の声が未だに誰だかわからない――ただ、わかってる事は『村雲』が俺に応えてくれる――。

左手を前面に突き出し、俺はその拳を力強く握る――。



「皆との約束!それを果たしてラウラを助ける…ッ!俺に呼応しろッ!村雲ぉぉぉおおおッ!!」


叫びがアリーナを木霊する――その叫びが、俺の中に最後まで少し残っていた恐怖感を拭いさると同時に構えた天狼から光を放ち始め、辺り一帯を閃光で覆い尽くした――。


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