14限目 優しく残酷な最後の嘘
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どうする?」
秀吉「ムッツリーニを待つかのう」
姫路「明久君なんてだいッ嫌いです!」
さっきから姫路はこんな調子でずっと繰り返していた
鉄人「姫路、あまり明久の事責めるな」
なんと鉄人があの明久をかばった!そのとこに皆がびっくりしていた。
「なんと鉄人が明久をかばっただと!!」
「なにがあったんだ?一体」
鉄人「姫路。お前が吉井に何をされたか知らないがお前が吉井を信じてあげなくてどうするんだ?」
鉄人は明久の事情を知っている。だからだろう・・・
姫路「でも明久君は!」
鉄人「今までにお前にしてくれた事まで否定するのか?」
姫路「そ、それは・・・・」
さすがに姫路は返せなかった。明久が今まで自分にしてくれたこと。確かにうれしかったからだ。
姫路「でも、明久君は私を・・・私を」
姫路は大好きな明久に裏切られた気持ちがあふれていた
ムッツリーニ「・・・・・それは違うと思う」
姫路「どういうことですか?」
ムッツリーニの盗聴器は屋上にもあったのだ
ムッツリーニ「・・・・・これを聴けば分かる」
姫路と明久の会話が録音されたICレコード。そしてそのあとの吉井の本意も・・・・
雄二「よく分からんが聴くか」
『彼女より自分の命が大事だから』
『・・・・え?』
『ほら、姉さんん僕が女の子と親しくしてるの禁止しているでしょ?だから彼女ができたってばれたらもう生きていけないよ!ハハハハッ』
『私と玲さんどっちが大事なんですか?』
『姉さんかな?やっぱり家族だし、姉さんは』
『もういいです。明久君は自分の事しか考えてないんですね!』
『そうだよ。自分の命が一番大事だから』
ムッツリーニ「・・・これが明久の答え」
島田「何よ!あいつ!まさか!ウチのこともこう思ってるの?」
ムッツリーニ「・・・・・・・待て。これを聴いてからにしろ」
ここから先は本当の明久の気持ちが録音されている。
『なんであんな事言ったの?』
雄二「何で翔子が明久と話してるんだ?」
ムッツリーニ「・・・・・雄二、うるさい」
鉄人「さっさと帰らんかあ!!」 『好きだからだよ』
『姫路さんにはつらい思いをされたくないからね』
この一言は鉄人の声のせいで2人には聞こえなった
雄二「姫路。明久の事信じてやってくれ」
姫路「何を言ってるんですか?」
鉄人「帰れ!といったのが聞えんのか!」
全員「はい」
鉄人「これ没収だ!」
没収されたのは明久の本音が入ってるICレコードである。
秀吉「待ってくれ先生、せめて姫路に聞かせてやってくれんかのう」
鉄人「無理だ!」
雄二「明久はどこにいる」
鉄人「帰ったんじゃない
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