第3話
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んなことを考えていると、リアスがやってきた。
「リアス、静かにして」
人差し指を口元にやる。そして、私の膝で寝ているナギくんを指した。今は部活中じゃないので、口調は変える。
「朱乃、なにしてるの?」
心なしかリアスの声が震えている気がしますわ。
「膝枕ですわ。ナギくんが寝不足みたいだったのでしてあげてるの」
「朱乃、私に譲りなさい」
「嫌ですわ。リアスは家で一緒に寝ているのだからいいでしょう」
リアスは同じ家に住んでいるというアドバンテージがあるのだから、膝枕くらいしてもいいと思いますわ。
「それとこれとは話が別だわ」
でも、リアスは納得していないみたい。お互い初めて好きになった男の子だから譲りたくない、ということですわね。
ナギくんが寝ているので、小声で言い争う私とリアス。結局、私とリアスの言い争いはどちらも譲ることなく、ナギくんが起きるまで続いた。ちなみにナギくんが起きたのは昼休みを過ぎて、5時限目も終わってからだった。三人仲良くサボったことになりましたわ。
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