暁 〜小説投稿サイト〜
やはり俺の青春ラブコメは…間違ってるのかなぁ
こうして俺の物語が終わり、始まる
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り、携帯をポケットにしまった後、俺は涙を流したのだった……


 ……そのおかげで中一の時のアドレス交換の場は誰とも交換することは無かった。そうつまりは中川君が悪い!俺は悪くない!俺は悪くない!そもそも中川って名前の奴って大概イケメンなのは何故だ!?そう心の中で叫ぶと教室に入った。
 「…そこの変な人は?」
 変な人ってなんだよ…俺はまともな一般人だ。一般人過ぎて一般人を超越しそうだ。もしそうならまず、民衆を従わせ、大統領も超え、天皇をも凌駕した存在になり、神になるかもしれない。だとすればまずはこの世界を変革し、ぼっちは地位が高くなり、リア充はそれに従う奴隷になったりする法律も作りたいと思う。
 「あぁ。こいつも問題児でな。また奉仕部に頼みに来たのだ。こいつを入部にさせてこいつの腐った精神を矯正させてくれ」
 そこで視線を俺に向ける。
 「はぁ…俺は2年B組の清谷清哉です。……って入部って何?なんで入らされることになってんの?そんな話聞いてないよ?」
 俺はそんな話をしたか思い返してみるがやはり思い当たる節は無かった。
 「いえ、入部しなくて結構です」
 「おい、入りたくもない部活になんでそっちから断れるんだよ。こっちだって願い下げだ」
 「清谷。お前には罰を与え、お前にはしばらくの間、ここでの部活動で立派に更生してこい」
 更生って…別に俺はこの性格を嫌っているわけではない。おかげで良い点数取れてるし、授業に集中できるし…他……はないか。
 そこで平塚先生は雪ノ下に目を向ける。

 「……わかりました。言いたいことはありますが先生の頼みを無碍には出来ませんし、そこの変な人に小言は言わせていただきます」
 俺に言うのかよ…。てかこいつ、自己紹介したのにそこの変な人呼ばわり。こいつ……なんか盗み聞きしたものと何か違う気がするのは俺だけだろうか…。
 その時肩を優しくポンッと叩かれ、俺は自然と平塚先生の方へと振り向く。
 「なに。心配いらないさ。お前ならここでなら上手くやれそうな……気がするからな。」
 「ここでならってところと気がするは余計です」
 そう言うと微笑んで帰って行った。そして教室のドアが閉められて、俺と雪ノ下雪乃だけとなった。…なっなんだ!?いきなり二人っきりになるって……
 確か、二人っきりになったのって中3の時だっけ……


  とある甘酸っぱい回想が頭を過る。

 とある教室の中、綺麗な夕日がカーテン越しで部屋を仄かに照らす。そんな部屋に2人の男と女がいた。その男はその日の朝にラブレターを靴箱に入れておいたあと、放課後に教室で待っていることを伝えていたのだ。
 そして勇気を最大限振り絞って、その男は右手を前に差し出して深く礼をするような体制を取った。そしてその女の子は気のせいか1歩後ずさ
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