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グラールの神機使い
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なた、武器に直接触れるなって言ったらしいわね?」

「あぁ……! おいまさか!」

「そのまさか。あの武器に触れた研究員2人が、捕喰されて重傷よ」

 シズルとエミリアが、驚いてリュウジを見る。

 リュウジは、ただ俯いて目を閉じていた。

「まさか、亡くなられたのですか?」

 シズルが聞く。

「いいえ、幸いにも2人共命に別状はないわ」

 マヤはそう言うと、またメガネを押し上げリュウジに向き直った。

「教えてちょうだい。アレは……何なの?」

「……まずは、俺の話をしなければならない。エミリアとシズルにはもう話したんだが」

 リュウジは、再び自分の世界の話をした。

 そして、神機についても……
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