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グラールの神機使い
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即座に理解した。

「グラス・アサッシン!」

「なんだこいつ……こいつも新種のアラガミか?」

 リュウジと名乗った男は動揺しているようだったが、シズルとエミリアの2人は、落ち着いて武器を構える。

「お、おい! 何する気だお前ら!」

「何って、戦うに決まってるでしょ!」

「ハァ!? 何言ってんだテメェら! それは神機じゃねぇだろ!」

「何言って……」

「そんなチカチカの棒っきれで何ができるってんだ!? 下がってろ!」

 そしてリュウジは大急ぎで2人の前に立ちはだかり、武器を向けた。

「言うことを聞かないなら俺がお前たちを殺す。下がれ、これは命令だ!」

「何を……何の権限でそんなこと言ってんのよ!」

「あぁ!? 第九部隊隊長の権限だボケ!」

 睨み合う2人。呆れて仲裁しようとしたシズルだったが、リュウジの背後に迫る影を見て、声を張り上げた。

「あ、危ない!」

「ッ!」

 振り返るリュウジ。そこには、腕の鎌を振り下ろすグラス・アサッシンの姿があった。
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