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エミリアが振り返ると、シズルはその亡骸を指した。
「これは弾痕だ、相手は銃も持っているのか?」
「ほんとだ……ってことは、これまたフォトンは使ってないみたいだね」
「そのようだな。一応武器のフォトン出力はスタンモードにしておこう、これほどの事だ、本人に事情を聞く必要がある」
頷いたエミリアは、クラーリタヴィザスの出力を下げる。そして動作チェックのためにそれを振り上げた時、エミリアは目を見開いた。
「ひ、人!」
「え!?」
エミリアが指さした方向には、廃屋の角を曲がる青年の後ろ姿があった。
しかも手には、青黒いソードらしき剣まである。
「あいつね! 追いかけよ!」
「待て!様子を見ながら尾行しよう、現行犯でおさえたい」
シズルはそう言ってツミキリ・ヒョウリを片方しまい、ツミキリ・オモテとして構える。
そして足音を出さないよう歩いて行くと、2人同時に角から飛び出した。
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