第28話 一行は休憩に入るようです
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「かて―事いいっこなしだって詠春!!今日の主役はナギとエルザさんだぜ!!」
「そーそー!!男の嗜みだって。」
「お、俺は知らんぞ!!」
詠春さん、相変らず大変ねぇ・・・・・・。
―――一時間後。
「ナギぃいぃぃぃぃぃぃ!俺の酒が飲めないのか!!?」
「んんなぁこたぁねえよ!飲んでやろうじゃねぇぇか!!」
ええ、今度は詠春さんが大変になっております。
ふ、普段クールだから、落ちっぷりが酷いわ・・・・・。
「嫌やわぁ、あの人てば。ホンにお恥ずかしい所見せてもうて……。」
「い、いや、良いのじゃ。あんな詠春殿もなかなか面白いのじゃ。」
「アリカ、人様の亭主を面白いなんて言うものじゃないわよ…?」
アリカの隣で飲んでいる黒髪の方は、詠春さんの奥さんの木乃葉さん。
和服がとっても似合う、物腰の穏やかな大和撫子。
・・・でも、何故かしら?菩薩の様な微笑みが、偶に阿修羅に見えるのは。
「み、みなさまあああああああああああ!!!!」
と、入口から血相を変えた男性が叫ぶ。
「なんや、騒がしい。お客様に迷惑やろ?」
「お、奥様!!それ何処では無いのです!たった今し方、
裏の祭壇に封印してあったリョウメンスクナノカミの封印が!!」
「な、なんやて!?」
リョウメン・・・なんたらか良く分からないけれど、騒がないで欲しいわ。
アリアが起きちゃうじゃない。
「み、みなはん!申し訳ないですけど、今すぐにg――」
「皆の者、用意は出来ているか……?」
ユラッ・・・・と立ち上がる詠春さん。に続いて、男性陣。
そこに、さっきの騒がしさは無く――
「斬殺じゃあああああああああああああああああああああ!!!」
「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」」」」
「フフフ・・祝いの場を邪魔するとは、無粋ですねぇ・・・。」
殺意だけが、そこにあったわ。
アルも表情には出ていないけれど、すっごく怒っているわ。
どうでもいいけれど、静かにしてくれにかしら・・・?
Side out
Side 愁磨
「っと言う訳でやって参りました無粋者の所!!」
「「「「「「ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」」」」」」
と叫ぶ野郎ども。気合いは十分だな!!アルもアルで酔ってるな!!フハハハハハ!!
「宴を邪魔するなどおおお!!俺がノワールに膝枕してる時、
アリカとイチャイチャしてる時、アリアを膝に乗せている時に邪魔する
1/5000万くらい非道な事である!!!故
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