暁 〜小説投稿サイト〜
少年は魔人になるようです
第28話 一行は休憩に入るようです
[7/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

「かて―事いいっこなしだって詠春!!今日の主役はナギとエルザさんだぜ!!」

「そーそー!!男の嗜みだって。」

「お、俺は知らんぞ!!」


詠春さん、相変らず大変ねぇ・・・・・・。




―――一時間後。


「ナギぃいぃぃぃぃぃぃ!俺の酒が飲めないのか!!?」

「んんなぁこたぁねえよ!飲んでやろうじゃねぇぇか!!」


ええ、今度は詠春さんが大変になっております。

ふ、普段クールだから、落ちっぷりが酷いわ・・・・・。


「嫌やわぁ、あの人てば。ホンにお恥ずかしい所見せてもうて……。」

「い、いや、良いのじゃ。あんな詠春殿もなかなか面白いのじゃ。」

「アリカ、人様の亭主を面白いなんて言うものじゃないわよ…?」


アリカの隣で飲んでいる黒髪の方は、詠春さんの奥さんの木乃葉さん。

和服がとっても似合う、物腰の穏やかな大和撫子。

・・・でも、何故かしら?菩薩の様な微笑みが、偶に阿修羅に見えるのは。


「み、みなさまあああああああああああ!!!!」


と、入口から血相を変えた男性が叫ぶ。


「なんや、騒がしい。お客様に迷惑やろ?」

「お、奥様!!それ何処では無いのです!たった今し方、

裏の祭壇に封印してあったリョウメンスクナノカミの封印が!!」

「な、なんやて!?」


リョウメン・・・なんたらか良く分からないけれど、騒がないで欲しいわ。

アリアが起きちゃうじゃない。


「み、みなはん!申し訳ないですけど、今すぐにg――」

「皆の者、用意は出来ているか……?」


ユラッ・・・・と立ち上がる詠春さん。に続いて、男性陣。

そこに、さっきの騒がしさは無く――


「斬殺じゃあああああああああああああああああああああ!!!」

「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」」」」

「フフフ・・祝いの場を邪魔するとは、無粋ですねぇ・・・。」


殺意だけが、そこにあったわ。

アルも表情には出ていないけれど、すっごく怒っているわ。

どうでもいいけれど、静かにしてくれにかしら・・・?


Side out



Side 愁磨


「っと言う訳でやって参りました無粋者の所!!」

「「「「「「ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」」」」」」


と叫ぶ野郎ども。気合いは十分だな!!アルもアルで酔ってるな!!フハハハハハ!!


「宴を邪魔するなどおおお!!俺がノワールに膝枕してる時、

アリカとイチャイチャしてる時、アリアを膝に乗せている時に邪魔する

1/5000万くらい非道な事である!!!故
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ