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少年は魔人になるようです
第28話 一行は休憩に入るようです
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は黙阿弥。

ナギもエルザ様も…全員、苦しい思いを。」


兵士達の亡骸の中に居るのは、この地獄の様な惨状に合わない少年達。

眼鏡を掛けた白髪の少年と、金髪のスーツ姿の少年。


「そんな事は分かっている!!だが、タカミチ!!」

「だからクルト、それは僕達がやるんだ。

良いじゃないか、今日の所はハッピーエンドって事で。」

「クッ!!」


白髪の少年――クルトは踵を返し、足早に去っていく。


「そんな甘い考えじゃ、ダメなんだよタカミチ!」


(『まぁまぁ、興奮すんなってクルト。』)

(『――!愁磨さん!?』)

(『後で話がある。場所は―――』)


魔人の話に、計画に。少年は――



Side out
――――――――――――――――――――――――――――


Side 詠春


エルザさんを救いだして元老院兵を全滅させた俺達は、ナギとゼクトの要望で、

俺の故郷である日本へやって来た


「うおおおおおおおおおお!!これが有名な飛び降りる奴か!!」

「以外と低いんじゃのう。」

「いや、普通の人から見たら高いから。俺らが異常なだけだから。」

「フィィィイィィィィィィィィやっほおおおおおおお!!!」

「あ、ジャックてめえずりいぞ!!俺も!!」


騒ぐナギ、ジャック、ゼクト、愁磨。主に騒いでるのは二人だが。

っていうか、お前らは修学旅行に来た学生か!!?


「フフフ・・・騒がしいですねぇ。」

「エルザさん、夫の調教は妻の役目よ?しっかりしないと。」

「ちょ、調教?!///」

「同時に妻の調教も夫の役目なのだけれどね?フフフフフ。」

「それって、あの、つまり……///キュゥ……。」

「あ、義姉君!?しっかりするのじゃ!!」

「エルザさんって、随分初心ねぇ……。美味しs」

「ママ・・・、それいじょーは、めっ、なの・・・。」

「うぐ。…ごめんなさい、アリア。」


か、カオス過ぎる!!一番小さい子が一番しっかりしてるぞ!?

フッ、英雄と呼ばれても、一皮剥けばこんなモノ・・・・・。


「えいしゅーーーん!!そろそろ暗くなってくるし家行こうぜ!」

「ちょ、先に行くんじゃない!!」


全く、世話のかかる!!


Side out



Side ノワール


「「「「「「「かんっぱーーーーーーーーーーいぃぃ!!」」」」」」」


詠春さんの家に着いた頃には、既に外は真っ暗。

必然?晩御飯を作って持って来ると、直ぐに皆お酒を飲み始めたわ。


「あ、こら、ナギ!お前は飲んじゃいかんだろうが!!」

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