第28話 一行は休憩に入るようです
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にあの様な計画を進めるのか……?」
と、俺の言葉に不満顔を向けてくるアリカ。
先日計画について大まかに話したんだが、怒り狂ってなぁ・・・。
五時間延々と話したら、状況を完全に掴んでくれて落ち着いた。
条件にオスティア民を全て助ける事を前提に、だったが。
「進めるかも、じゃなくてもう始まってるんだよ。――あと三十年。正直ギリギリだからな。」
「私も、愁磨の策が最善策だとは、思うのじゃ。でも……。」
「アリカ。貴方の葛藤も分かるけれど、結局は皆救われるのだから。
まぁ、他の人が言ったら絵空事でしょうけれど。」
「……そう、じゃな。
全員を完全に助けられるなど、神以外居らぬのじゃからな。」
と言いつつも、アリカは今一つ納得言って無いみたいだな。まぁ、それも仕方ないか。
ツェラメルが戦争始めるきっかけ作った原因とは言え、人が一応ではあるけど死ぬんだからな。
「まぁ、そこら辺は追々って事でさ。
今は、エルザさんが助かってカップル誕生おめでとうて事にしとこうぜ。」
「……で、あの二人いつまで抱き合ってるつもりかしら?
他人のを見てると、無性に甘ったるくなるのね。」
「そうじゃな、流石に長い。」
・・・女性陣が怖いので、あの二人を物理的に引き離しに行きましょうかね。
「アリアーー!リル――!もう行くぞーー!!」
魔獣と戯れているアリアとリルに叫ぶ。
一応言っておくが、あのでっかい蛇みたいなのではない。
あれは幼体で、大人になるとミロカロスみたいに美しくなるようだ。
黒くて若干龍っぽくはなっているが。
魔獣(大)の頭を一撫でしてから、とてとて走って来るアリア。
リルは尻尾を握手するかの様に巻き合ってから飛んでくる。
「・・・・・ねぇ、パパ。また、くる?」
見上げてくるアリアを抱き上げ、ちょっと思考。
リルも巻き付いてくる。ふむ、友達になったみたいだし・・・・。
「そうだな、また来ようか。かなり後になるかも知れないけどな。
でも、俺達程じゃないって言ってもあいつ等も長命だから大丈夫だよ。」
「・・・・・・ん。」
満足気なアリアを見た後、ナギ達を見上げて叫ぶ。
「何時までイチャついとんじゃコラぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
Side out
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subSide 少年達
ダンッ!!!
「でも、これでは納得できない!!!
エルザ様の名誉も!元老院の不正も!何一つ正されない!!」
「でも、クルト。処刑日前に助けてしまったら全て
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