第27話 主人公補正は健在のようです
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ル……ぶふぅ!!」
「……え?」
「ブッハハハハッハハハハハハアァッハハハハハハハ!!!」
俺は、思わず吹き出してしまう。
「え、え、えぇ??」
「ヒーヒッヒッヒッヒッヒ、あー、ふぅー。
ククク、あんたさ、自分が惚れた男の事理解してねえだろ。」
まぁ、あの鳥頭を理解し切れる奴がいたら、それこそ神様しか居ないが。
だけど、これだけは言える。
「あいつは、絶対に助けに来るよ。なんせ馬鹿だからな。」
Side out
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subSide 議員
我々は牢での話を聞き、隠密行動できる限りの兵を率い『墓守人の宮殿』へとやって来た。
しかし―――――
「はあっはあっはあっ―――!!」
おのれ、おのれ、アーカード!!
よくも嵌めてくれたな!!何故、何故奴が生きているのだ!?
奴に媚び力を借り計画通りに『紅き翼』が奴を殺し、漸く我々に運が向いて来たと思ったのに!
「『余り逃げるな、人間。我は忙しいのだ……。』」
――ゆらっ・・・
と、あの黒いローブが揺れるのを、目の端で捉える。そしてそれは、私の顔を掴み唱える。
「ヒィィィ!!や、やめてくd……!!」
「『【浸み込む闇】』」
闇が広がり、顔に張り付く。
「ぎぃやああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
そしてそれは、皮膚を溶かし痛みを、筋肉を溶かし痛みを、骨を溶かし痛みを。
そして、魂を蝕み絶望を与えてくる。
「『貴様等はそうして、永遠の痛みに?くが良い。』」
「あぁぁあぁぁあああ、ああああああああああああ!!!
痛い痛い痛い痛いいt―――――」
プツン、
と何かが切れ、意識が無くなって行く。
「『やはり魔j……愁磨殿の魔法は奥が深い。即席で魂まで至る魔法を創れるとは。
――しかし、清廉潔白な英雄達を果してs』」
そして、意識が完全に落ちる。
後に残るのは無限の闇と、最早無い筈の体の痛み、そして絶望感だった。
Side out
――――――――――――――――――――――――――――――
「ツェラちゃん、終わったか?」
「『ああ、愁磨殿か。来ているなら手伝ってくれても良かったではないか。』」
「ちゃんと手伝ったさ。フェイト、手筈は?」
「すでに終わっているよ。今頃は、入れ替わり終わっているはずだ。」
「サンキュ。じゃあ、また八日後に。」
「『了解だ。―――全ては、
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