第26話 姫と騎士は離れてしまうようです
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」
「・・・うるさい///」
声を掛ける間もなく、アリアはドンッ!!と飛んで行ってしまった。
じゃが・・・・・。
「フ、フフフフフ………。」
「あ、アリカ様……?」
いかん、部下が怯えておる。
「コホン。行くぞ!直ぐに崩壊が始まる!!我らが民を一人残らず救い出すのじゃ!!」
外を見ると、既に義姉君の船団が進んでいる。
義姉君は、恐らく・・・・・。じゃが、今は優先事項が違う。
「一人も死なせるな!無駄にして良い命など存在せん!!」
そして、一つの島が落ち出した。
Side out
Side エルザ
「7番艦までは全て王島へ当たれ!
8・9・13から19番艦はハイル島へ、15・16・20から27番艦はワンド島へ行け!
その他の艦は順次、手前の島から当たれ!街毎にニ艦ずつ付くのじゃ!!」
愁磨さんから言われた5分では準備出来なかった物の、
30分で艦隊準備・配置・命令系統の決定をしたんだから、大丈夫よね?
「陛下!!それだと貧民島が手遅れになる可能性が!」
と、部下に穴を突かれるが―――
「心配ない!既に『白帝』殿が向かっておる!!」
「なら問題ありませんね!!」
・・・・女王より信頼度が高いって、どう言う事なのかしら・・・?
あの時飛んで行った攻撃を見てしまっては、頷くしかないのだけれど・・・。
(『もしも〜し、こちらノワール。聞こえるかしら?』)
と、ノワールさんから念話が届く。
(『ノワール殿か。聞こえるが、どうした?』)
(『……シュウの術式だから、元老院の狗には聞こえないわよ。』)
(『あ、そうですか?もう、愁磨さんのせいで変え損なってしまったから、
部下と話すのが辛いです。』)
(『その嫌味には、謝罪と叱咤を一緒に送るわね。それで、進捗状況はどうかしら?』)
(『ええ、悔しいですけれど、愁磨さんのお陰で避難は間に合いそうです。っと!!』)
ガイィィィィン!!!
「皆の者!妾と『黒姫』殿が守る!!慌てずに戦艦に乗り込むのじゃ!!」
と言っても、守りは殆どノワールさんとアリアちゃんがしてくれているし、
一番手のかかる貧民島は愁磨さんが行ってくれている。
アリカには指令系統を纏めて貰っているし・・・
この家族だけで帝国をも・・・いえ、確実に世界を治められそう。
(『そ、なら良いわ。そっちの状況は常に聞こえるし、狗に噛まれるしんp』)
『ゴルェおらああああああああああああああああああああああ!!』
ノワールさ
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