第26話 姫と騎士は離れてしまうようです
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る!!』」
一旦区切ると、こちらを向き『すまぬ』、と目で謝ってくるテオ。
「(好きでやってるんじゃないのは、分かってるから。)」
テオに聞こえる精一杯の小声で、なるべく安心出来るように言ってやる。
テオは頷くと、続きを読みだした。
「『『皆殺しアーカード』改め愁磨・P・S・織原。
貴公には『白帝』の称号を、
『微笑みの漆黒菩薩』改めノワール・P・E・織原。
貴君には『黒姫』の称号を。
そして、アリア・P・W・織原。貴君には、『狼幼姫』の称号を与える!』」
称号って言うのは、『正義の魔法使い』・『悪の魔法使い』の中でも
本当に力のある者に与えられるモノだ。
俺とノワールは『悪の魔法使い』のに上書きされて、アリアは新たに貰ったって所か。
まぁ、そんな事はどうでも良いんだ。
「テオ、すまないが、俺の称号をもう一回言ってみてくれないか?」
「む、なんじゃ?聞き逃したのか?」
「いいから、もう一回頼む。」
俺の言葉に首を傾げながらも、テオはもう一度その名を言う。
「じゃから、愁磨には『白帝』の称号が与えられるのじゃ。」
「ク、クククククククククククククククククク……………。」
「(ビクゥ!) ど、どうしたのじゃ?」
ああ、漸くだ・・・漸く・・・・・。
「男の称号を手に入れた………。」
『白き死神』『殲滅白雷の白雪姫』『返り血染紅の雪の精』『嗤う不死女王』
『皆殺しアーカード』、戦国時代では『白姫』・・・・・・。
ハッキリしないor女の称号のみという、まさに公式が病気状態だった。
「しかし!!今ここに『白帝』と言う名を手に入れたぁぁぁああああ!!
さぁ讃えよ愚民共よ!!!俺の名を言ってみろおおおおおおおおおおおお!!!」
「「「「「「「「白帝さまあああああああああああああああああ!!!」」」」」」」」
「フハハハハハハ!勝ったッッ!第三部完ッッッッ!!!」
いや、何に勝ったか知らんけどな。
「(……私が既に『黒翼氷帝』って言う二つ名貰ってる事知ったら、
死んじゃうんじゃないかしら?)」
「(・・・・言っちゃ、メ・・・・・。)」
―――――さって。遊びはここまで、かな?
(『ノワール、アリア。ちょ〜っと一仕事行ってくるな。』)
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