暁 〜小説投稿サイト〜
IS 〈インフィニット・ストラトス〉×トリコ 食を探求する夏の毒!
一夏のフルコース
[1/3]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「よっし、やるか!」

ウォータイガーを捕獲し、家へと戻ってきた一夏はウォータイガーを部位毎に分解して、調理を始めようとしていた。一夏は美食屋であるとと同時に料理人としても有名。

グルメ時代には『美食屋』と呼ばれる重要な職業が存在する、未知の味を求めて世界中を渡り歩き、様々な食材を捕獲・採取することを生業とする探検家でありハンター。見つけた食材はまず自らが口にし、味を確かめる。高級グルメ料理店からの彼らに対する「依頼」が後を絶たず、腕利きの美食屋は雇われた企業の株価をも左右するほどの存在。腕の良い美食屋は腕の良い料理人とコンビを組んで活動する事も多く、捕獲と調理で役割を分担して様々な食材を追いかけることもある。

その美食屋の中でも一際名高い者は極少数、その少数に一夏は入っていた。トリコ、ココ、サニー、ゼブラの美食四天王。その美食四天王と匹敵する程名を轟かせている一夏の兄、蛇龍覇王 龍神 龍人、その龍人の妹で一夏にとっての姉、女神(ヴィーナス) 龍神 優奈。そして、覇毒者 龍神 一夏。

一夏は超一流の美食屋でありながら、料理人としての腕も一流。国際グルメ機構、IGOが毎月発表する世界料理人のランキングで64位に入る料理の腕前を持っていた。が、現在は美食屋業に専念している為、ランキングからは除外されている。

「う〜ん・・・。どういう風に調理しようかな・・・。揚げても旨いだろうし此処は焼くか?いやでも・・・よしシンプルに焼くか」

一夏はまるでダイヤのような輝きを放つ包丁を手にウォータイガーの肉を食べやすい大きさにカットし始めた。その作業スピードはまるで5人掛りで作業しているような速度だった。あっという間に肉は小さく加工されていき、ウォータイガーの肉の半分はステーキにするのに適した大きさへと切られていた。

「楽しみだな〜ウォータイガーのステーキ。カツなら食った事あるんだけどステーキは初めてだな」
「任せといてくれよ、料理人ランキング元24位の龍兄?」
「元だ元」

一夏は兄を弄り終わると調理に専念する事にした。フライパンに油を敷き、十分に熱してからウォータイガーの肉をフライパンに置いた。肉からは魚介のエキスがたっぷりと詰まった肉汁が溢れ出し始める。エキスと肉からは食欲を直撃するような香ばしい匂いが舞い上がり、一夏と龍人はごくりと喉を鳴らす。

「やっばい・・・これ、フルコースの肉料理に入れたい・・・。こんな良い匂いのする肉初めてだ・・・」
「待て待て・・・決めるのは食ってからだろ・・・(じゅるり)」
「そうだね(じゅるり)」

なんというシンクロじゅるり、そして、その上から更に匂いを際出させるスパイスを掛けて更に焼き、良い頃合になったらフランパンから皿に落とす。それを龍人に差し出し、自分もナイフとフォークを
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ