第六話
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悪い」
「……あっ…」
俺が撫でるのを止め、手を離すと何故か残念そうな声を小さくではあるがあげた……コレは撫でろと言うアレですか?
「…んっ……」
……何故だろう、和む筈なのに視線が突き刺さるほど痛い…あイッセーかと思いきやお嬢様方もですか…止めなきゃSAN値が削られる
俺は仕方なく撫でるのを止め、頭から手を離す
「で、このまま帰らせてくれる訳がありませんよね?」
「……アナタ、オカルト研究部に入る気は無い?」
これはまた面倒な事が……天使、悪魔、堕天使が黙ってねぇぞ?ってアザゼルの親父っさんに言われたんたけど…んな事はないよね?ね?
「……個人的にはどうなんですか?」
「もちろん欲しいわよ、修羅の力なんて見たこと聞いたことも無いもの…誰かに譲るくらいなら私が貰うわよ」
なんとまぁ強欲姫様な事で……嫌いじゃないけどな〜
「良いですよ、白音も居ることですし……その代わり、俺はどの駒にも属せない事を言っておきますよ?
修羅はそのものが駒みたいな物らしいんで」
「色々聞きたいことがあるけど……らしい、って詳しくはアキトも知らないの?」
「えぇ、道中で教えてくれた相棒が居た者で」
……そういやコッチに来るとか言ってたけど、本当じゃないよな?
「では改めて……ようこそ、オカルト研究部へ」
◇
今日は色々訳が分からねぇ事と驚くことの連続だった
一年生のマスコット的な存在である塔城小猫ちゃんを知らぬ内に手を掛け、毒牙をかけた暁斗…後でコロス……
しかもその上何の気無しに頭を撫でて、小猫ちゃんは気持ちよさそうに頬を少し赤らめて目を細める始末……元浜達とリンチじゃコラァ!
そんな事は置いておけないけど、置いといて……
どうやら俺の中にある神器(セイクリットギア)と言う物を危険視されて、堕天使とか言う奴に殺されたらしい……どうやら夕麻ちゃんも堕天使だったようだ
リアス先輩はそんな俺を拾い、悪魔に転生させたらしい…短い時間にとんでもない事が起こっていたんだな……
◇
「んじゃ、これから世話になる。よろしくな」
「え、えぇよろしくね」
社交程度の笑顔をリアスさんに向けると、何やら顔が少し赤くなっていた……夕日のせいかね?
◆
その晩
時は深夜12時を回り、大方の人は寝静まる頃である……のだが…
「うおおおおおおおおおお!!」
「はいはい働け若者よー」
俺はイッセーが漕いでいる自転車の後ろに乗っている……ほらほら、スピード落とすんじゃねぇーよ
「つか暁斗さんは働かないんですかぁ!?」
「俺有能、お前無能=黙れ無能」
「俺の親友が鬼畜な訳があったぁ!!」
……近所迷惑だからお黙り
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