魔法先生ネギま!
0301話
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。先程の昼休みにネギ先生の父親であるサウザンドマスターがまだ生きているというのを教えて貰ったのです」
「……サウザンドマスターが生きている?」
「はい。ネギ先生の持っている杖ですが、あの杖はナギ・スプリングフィールド本人から6年前に貰ったものだとネギ先生が。記録上ではナギ・スプリングフィールドが死んだとされているのは10年前ですので」
「なるほど、な。良かったじゃないかエヴァ。初恋の相手が生きてて」
「ばっ、馬鹿を言うな! 別にそんなんじゃないぞ」
顔を真っ赤に染めて否定してもツンデレ乙としか思えないがな。
「そ、それよりもだ。今日の放課後は別荘に来い。昨日言ってた修行を付けてやる」
人、それを照れ隠しの八つ当たりという……なんて展開にならないといいけど。
「何だ、その目は? 折角この私が修行を付けてやると言っているのだ。もっとありがたく思え」
まぁ、確かにエヴァ程の強さを持つ相手に修行を付けて貰えるというのはありがたい。ありがたいのは間違い無い。だが。
「何か裏がないか?」
「……」
「さすがです、アクセルさん」
誤魔化すように無言でそっぽを向いたエヴァだったが、茶々丸の言葉で全てが台無しになる。
「おいっ、茶々丸!」
「マスター、ここは素直にアクセルさんに事情を話して協力してもらうべきかと。折角の機会なのですから」
「……しょうがない。アクセル、認識阻害を使え」
「? まぁ、いいが」
エヴァに言われて、取りあえず俺達の周囲を囲むように小規模な認識阻害の魔法を展開する。
「終わったぞ。で?」
「うむ。以前別荘でお前の血に関して話した事があったのは覚えてるか?」
「ああ。別荘で戦った時だろう?」
「そうだ。で、あれ程の魔力を内包しているお前の血なら登校地獄に関してどうにか出来るかもしれないと思って研究を続けていたのだが……」
「ちょっと待て! 研究っていうが、あの時以来俺の血はやってないのにどうやって」
そう、確かあの時は俺の血を飲もうとして噛みついたエヴァがほんの数滴だけで飛び退いてしまったのだ。……いや、待て。飛び退いたという事は……
俺の顔を見ていたエヴァはニヤリと笑う。
「ほう、気が付いたようだな。大体お前の予想通りだよ。あの時に地面に落ちた血を回収させてもらった」
「……いや、まぁ。いいんだけどな」
エヴァに取っては数滴の血で魔力の8割程も回復させる貴重品だろうが、俺に取っては所詮血は血だ。それも致死量の血を寄こせとか言われたならともかく、地面に落ちたほんの数滴を回収したと言われても正直ご苦労さん、としか思えない。
「お前はもっと自分の血のレアさ加減を思い知るべきだと思うがな。まぁ、いい。お前の血について研究を進めたとこ
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