魔法先生ネギま!
0301話
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っ、アクセル君!? それ楽しみに取っておいたのに!」
「等価交換だ」
「サンドイッチ1つとミニハンバーグってレート的におかしくない!?」
柿崎の悲鳴が上がる中、釘宮が苦笑しながら自分のタマゴサンドを1つ柿崎へと手渡す。
「ほら、美砂。余りみっともなく騒がないの」
「円、ありがと。……でも、出来ればタマゴサンドじゃなくてハムとチーズの方が……」
「我が儘言わないの。で、修学旅行だけど班はどうする? クラスの人数的に考えて1班5〜6人程度だけど」
「ここにいる面子だと7人か。それだとちょっと多いよね」
修学旅行ねぇ。確かに京都とかには行ってみたいけど、どうしても修学旅行だと駆け足で見学してゆっくりと見て回る事が出来無いというイメージがある。取りあえず生八つ橋は結構好きなんだけどな。
「んー。何か微妙に嫌な予感がするから、私は抜けてもいいよ? ゆーな達にも誘われてるし」
あんパンをモキュモキュと食べながら椎名がそう言ってくる。あんパンと牛乳のセットとは、やるな椎名。
「裕奈に? と言うか、桜子が自分から抜けてもいいとか言うと、どうも嫌な予感しかしないわね。桜子大明神的に」
ハムチーズサンドを食べながら軽く眉を顰める釘宮。
「あー、じゃあ私も抜けても……」
椎名に続いて夏美もそう言いかけるが、その言葉を最後まで言う事は出来無かった。
「あら、夏美ちゃんは私と一緒の班って決まってるのよ?」
「ちづ姉、それ横暴……」
呆れたようにそう言いつつも、俺達の食を握っているともいえる千鶴に逆らう気は起きなかったらしく、苦笑を浮かべるだけに留める。
まぁ、食を握ってる云々を別にしても妙な迫力を持っている千鶴に逆らう気は起きなかっただろうが。
そんなこんなで、流れ的に修学旅行の班は俺、あやか、千鶴、夏美、柿崎、釘宮の6人になるのが半ば決定したのだった。
「えーと皆さん。来週から僕達は修学旅行で京都と奈良に行くらしいですが、もう準備は済ませましたか?」
午後の授業。ネギのその質問に『はーい』とばかりに小学生のような返事をする。
俺の近くでは長谷川が頭を抱え、綾瀬が呆れたように皆を眺めていた。
そして……
「どうした? やけに機嫌が良さそうだが」
俺の隣の席に座っているエヴァが、今まで見た事もないくらいに上機嫌だったのだ。登校地獄で麻帆良に封じられている以上は京都にも行けないだろうに……いや、修学旅行だから行けるのか?
「いや、何。死んだとばかり思っていた馬鹿が実はまだ生きていたというのが分かったのでな」
「へぇ。そんなに喜んでいる所をみると、親しい相手か?」
俺の質問に答えたのはエヴァではなく茶々丸だった。
「はい
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