暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic14-Cそれはもうジュエルシードの回収は大変で〜StrangE〜
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フェイトに、「手伝った方が良い?」と訊いてみる。するとフェイトは「今はいい」と答え、そして魔力刃による斬撃――サイズスラッシュで魔力鳥の右翼を斬り払った。すかさずアルフが「おらぁぁぁぁ!」魔力を乗せた拳打を魔力鳥の脳天に打ち込んだ。大きく体勢を崩す魔力鳥。
その隙にアルフがチェーンバインドで拘束をし、距離を開けたフェイトがトドメの、
「サンダー・・・スマッシャァァーーーーッッ!」
雷撃砲を放った。砲撃は魔力鳥を呑み込み、そして完全に消し飛ばした。お見事、と称賛を送ろう。フェイトとアルフの間に浮かぶ、シリアル8のジュエルシードは、「封印!」フェイトの手によって封印された。私の元へ戻って来た2人に、「よし。少し休憩を挟んでから、次のジュエルシードを回収しに行くよ」と告げる。
「ううん。今すぐ行こう。私なら大丈夫だから」
やっぱりすぐには聴いてくれないか。一度体験させた方が良いな。休憩なしでの連続封印など無茶もいいところだと、どれほど大変なことなのか、と。1つ嘆息を洩らし、「後悔しないように」と忠告。フェイトは強く頷き、アルフはもう諦めているのか耳を垂れさせて無言。
ならば、と次の現場を選択するんだが・・・。「管理局が動き出したね」海鳴市に転送されてきた魔力反応は4つ。なのは、アリサ、すずか、そしてイリスの魔力反応。ユーノ達はアースラで待機か。
(というか、今さらすずかの家のジュエルシードを回収しに来たのか。おっそ〜)
彼女たちの転送先は、月村邸だった。だったら感知されないように月村邸から一番離れたジュエルシードを回収しよう。
「どうするんだい?」
「決まってる。向こうとは正反対の場所に眠るジュエルシードを回収する。場所はゴミ処分場。覚悟はいい?」
「ゴミ・・・」
「処分場・・・」
嫌な響きだしな。私は大して思うことはないが、やはり女の子であるフェイトには辛いか? いや、真に同情すべきはアルフだ。狼である彼女の嗅覚からして、まさに地獄となるだろう。フェイトは「問題ない」とキッパリ断言。そして問題のアルフは「うぅ、しょうがないねぇ」渋々だが了承。
そういうわけで場所を市外のゴミ処分場へと移し、眼下に広がるゴミの山に私たちは「はあ」溜め息を吐く。とりあえずは結界を展開。3人揃ってゴミの原へと降り立つ。
「ところでアルフ。あなた、大丈夫?」
「あ、ああ。大して臭わないから平気だよ。ほら、さっさと見つけて帰ろう」
「うん。でも・・・どこをどうやって探せばいいんだろう・・・?」
確かに。魔力反応は感じるが、微弱なものだから正確な場所は判らない。一応結界内なため、第三者の手によって移動するという心配はないんだが・・・。それを抜きにしてかなりの広さを有するここから探すと言うのは、実に
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