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駄目親父としっかり娘の珍道中
第13話 早起きは三文の得、夜更かしは三文の損?
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元々ついてるの。それにあたしは犬じゃなくて狼! 其処んとこ間違えるんじゃないよ貧乳小娘」

 アルフの発言に対し神楽の眉間に大量の青筋が浮かびだした。そう、彼女は言ってはいけない事を言ってしまったのだ。胸の無い女性達が常に抱えているコンプレックスを思いっきり突き刺してしまったのだ。
 言い例えるならば、龍の逆鱗に触れてしまったに比例すると言っても過言ではない。

「んだとぉこの獣耳野郎! 胸でっかくてスタイル良いからって調子に乗ってるんじゃねぇよゴラァ!」
「へぇん、無い物ねだりにしか聞こえないねぇん。悔しかったらあんたもあたし位に成長してみろってんだぁ!」
「言われなくてもなってやるネ! Gカップ位になって胸の谷間に1万円札挟み込まれる位のナイスバディになってやるヨォ!」
「おいぃぃぃぃぃ! いい加減にしろてめぇら! 青少年の居る前で胸の話題に持っていくなぁ! 目のやり場に困るだろうがぁぁぁ!」

 即座に待ったを掛ける新八。確かに新八もお年頃だ。そんな新八の前で胸の話題や巨乳の話題を持ってこられたら流石に平常ではいられなくなる。

「んだよこのスケベ眼鏡! お前も口ではまともな事言ってる癖に本当はボインちゃんの胸ばっか見てて鼻の下伸ばしてたんだろうが。このムッツリスケベが」
「げぇっ! マジ? 何か嫌だなぁそう言うのって。もうあたしの前から消えてくれない? マジで一緒に居たくないんだけど」
「待てこらぁぁぁ! お前等本来敵同士だろ? 何でそんな仲良いコンビみたいに出来るの? 何で僕だけ敵視してるの!? 止めてくれない、これ以上僕苛めるの止めてくれない。もう涙が出そうになるからさぁ」

 気がつけば二人して新八を敵視する始末であった。こりゃもう泣きたくなるのも分かる気がする。これ以上行くと下手すると口論だけで1話終わる危険性がないとも言えないのだ。

「神楽ちゃん、良いからさぁ。早く銀さんを助けに行かないとやばいって! 今銀さん本調子じゃないんだからさぁ!」
「おぉっといけねぇや。何時までもこんなスケベ女に付き合ってられないネ」

 ようやくバトルモードに切り替えてくれた神楽。そんな神楽を見てアルフもまたバトルモードへとスイッチした。

「へ、今度はそうはいかないよ。あんたら二人だったら楽にボコボコだからねぇ」
「舐めんじゃねぇよ。あべこべにボコボコにしてやるから覚悟しとけやゴルァ!」

 一体その自信は何処から来るのか? そう疑問に感じながらも新八も同様に木刀を構えて戦闘態勢に入るのであった。




     ***




 新八と神楽対アルフの激しい口論から一転したバトルをしている最中、銀時とフェイトが激しい接近戦を行っていた。フェイトの戦法はスピード重視の一撃必殺が主だ。相手
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