襲来
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祥大学付属小学校に入学した。入学したのだが、基本的にオレはなのはを甘やかしていた。そのせいでいつもオレにべったりくっついてくる。それがかわいいのでそのままにしていたのが原因なのかかなり甘えん坊で人見知りをする性格になってしまっている。友達もオレとのつながりでしか居ないし、変なところから原作崩壊が始まってしまった。いや、怪獣が暴れてる時点で原作崩壊してたな。それはともかくこれはアリサとすずかの喧嘩にオレが介入しなければならないのか?当分は気にしておかないといけないな。
「……知らない顔ばかりだな」
教室にある顔を見て呟く。幼稚園の頃の知り合いの顔は一つもなく、人間ではない者が混じっている事に気付く。やれやれ、初日から面倒な事だな。決められている席に座り、これからどうするかを思案する。
とりあえずは様子見、場合によってはウルトラ念力で殺すしかないだろうな。出来れば友好的な宇宙人であれば良いのだが。
担任の教師がやってきて自己紹介が始まる。
「サキ・メトロンです。よろしくお願いします」
鮮やかなオレンジ色の髪に黄色のメッシュが入った少女の自己紹介を聞いて頭が痛くなった。よりにもよってメトロン星人かよ。判断が難しいじゃねえかよ。というかもうちょっと名前を気にしろよ。未だにメトロン星人はGUYSで確認されていないから大丈夫だとは思うけどさ。オレは宇宙空間で一回戦った事があるんだよ。こう、ウルトラスパークで真っ二つにした後にゼペリオン光線で吹き飛ばしたんだよな。恨まれてるだろうか?そんな事を考えていると急にオレに向かってテレパシーで呼びかけられた。やっぱり気付かれたか。
『初めまして、ウルトラマンティガさん』
『そういう君はメトロン星人で間違いない?』
『はい、メトロン星人のサキです。サキで良いですよ。それからこの学校に入学したのは偶然ですから。敵対する気はないんで見逃してもらえるとありがたいんですけど』
『何の為に地球にやってきたんだ』
『調査です。地球が侵略するほどの価値があるかどうかの。どういう結果になっても次の行動に移る際には私と家族は一旦故郷に帰ります。だからそれまでは地球で何か事を起こす事はありません。まあ調査もお父さん達でやるみたいですし、私は地球人に混じって遊んでなさいとの事ですので』
『オレがウルトラマンである事を誰にも話さないのと、地球で悪事を行わないのならそれでかまわない。こうやって知り合った奴と戦うのはやりにくいからな。出来ればオレに討たれるような事はしないでくれ』
『ありがとうございます。それでは1年間よろしくお願いします』
自己紹介も終わり、休み時間に約束通りなのはに会いに行く。その後ろをサキが着いてくる。
「なぜ着いてくる」
「うん?だって、知り合いは君
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