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魔法少女リリカルなのは ViVid ―The White wing―
第二章
十二話 親子対決!?速いのはどっちだ!?
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が来ると睨んで、フェイトも強めに受ける気配。
「せぁっ!!」
[Impact!!]
「っ!」
アルがキーを発した瞬間に、拳にこもっていた多量の魔力が爆発し、フェイトをふっとばした。
しかし……
『フェイトさん相手に、一つ目じゃ遅すぎる……!』
『まだまだ、このくらいじゃ抜かれない。かな』
破裂の瞬間に後方に向けて魔力放出を行って空中に逃げ、三次元的に衝撃を逃がしたフェイトには、殆どダメージが無いようだった。
「……(これじゃ何も出来ないで終わる……なら……!)」
[Second gear Third gear unlock]
「……っ!」
更に二つの金具が、音を立てて蒸気を放出する。更に魔力が放出されて、アルのコールが飛んだ。
「(まだ、此処からですよ……!フェイトさん!!)」
[Acceleration!]
魔力が収束。更にクラナの身体に強化が為される。その上で……
「…………」
「……!(クラナ……!)」
正面から、真っ直ぐにクラナはフェイトを見た。その生き生きとした、意思と活力に満ちた瞳と眼が合い、同時に、フェイトの脳裏に、過去の映像が映し出される。
『フェイトねーちゃん、かっけー!』
自分のバリアジャケットを、物ごころついたばかりの頃のクラナが褒めてくれた、丁度、自分が11歳になった位の頃の、クラナとの思い出。あの時も、あんな風にキラキラした目で、クラナは自分の事も真っ直ぐに見ていた。
自然と、微笑みがこぼれた。今のクラナは、きっとあの頃と同じクラナだ。いや、きっと心の深い部分では、クラナは、あの頃と変わらない彼として、生きているのだ。
少なくとも、今この瞬間は、自分とクラナが通じ合っていると心から思える、この模擬戦の間は、そう信じよう。そう思いながら温かい気持ちで、フェイトは再びバルディッシュを構える。
「っ!」
「!」
再びの突進。速度は先程の比では無い。足に小さな魔法陣を展開(まぁ見えないが)それを破裂させて空中を蹴るように飛び上がり、フェイトに向けて突っ込んだクラナは……正面から蹴りかかってフェイトを打ち倒そうと掛かるが、バルディッシュによる反撃がそれを赦さない。
「(やっぱり、これでも余裕で反応してくる……!)」
「(さっきとは比べ物にならない……だけど反応できない程じゃない!)」
次から次へと金属質な衝突音が鳴り響き、残像の見えそうな速度で二人の拳とデバイスが振りまわされる。
「(何とか崩さないと……!もっと上げる!)」
「!」
と、一度大きめのアッパーでフェイトにブレイクを作ったクラナが即座に後方に退避。もう一度ギアを上げようと構え……
「甘いよクラナ!」
[Plasma Barret]
「っ!?」
しかしそう何度も何度も同じこ
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