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もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
チートナイト物語・四
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・・・」
「え!?そこに食いつくのか!?」

隣で恭也さんの吃驚した声が聞こえるが、しょうゆは卵にとっては切っても切れない重要な調味料だ。僕の言葉に反応した桃子さんがこちらを覗き込んでくる。

「確かにそれは甘めのダシ醤油だけど・・・嫌いだったかしら?」
「いえ、むしろ卵とセットで使うならば間違いなくこっちの方が合います」

本来本州では濃口醤油が主流であり、九州辺りでメジャーなダシ醤油は甘味の強さから避けられがちだ。だが・・・その甘味は卵や刺身と出会った瞬間他の醤油には真似できないハーモニーを生み出す!

「塩コショウもありと言えばありですが、あれはどちらかというと固めに焼いたものに良く合います。ソースは香りと味が少しばかり強すぎる・・・使うなら、目玉焼き自体の風味を損なわず、かつしっかり味がつくダシ醤油です」
「うふふ、遂に自分から口を開いたと思ったら・・・分かってるじゃない♪」

そしてそこから僕は桃子さんと目玉焼き及び醤油議論を酌み交わした。桃子さんは料理に詳しいようで、ノリノリで主婦観点の貴重な情報を提供してくれた。とっても有意義な時間を過ごせて・・・僕、満足!


なお、その光景を他の家族は・・・


(分からない、君が分からないよクロエ君!何故君は今までちっとも喋らなかったのに目玉焼き議論でそこまで饒舌になってるんだ!?)by恭也

(醤油の味が分かる子供・・・っていうのも何だか変な話だが、これはこれで家族の皆とと打ち解けるいい機会・・・なのか?何にせよ、クロエ君と桃子が楽しそうで何よりだ!)by士郎

(恭ちゃんのほっぺたの傷・・・私でも攻撃を掠らせることさえ難しい恭ちゃんに掠らせたってことは、私現時点でこの子に劣ってる・・・?そ、そんなはずは・・・)by美由希

《マスター、彼の髪飾りはデバイスです》byレイジングハート

『・・・ふえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?じ、じゃあクロエ君も魔法使いなの!?』byなのは

《・・・・・・(レイハとなのはの会話が丸聞こえだが敢えて黙っている)》byゼルギウス


今日の高町家は表層意識下がカオスだった。







ご飯が終わってレッツ病院。士郎さん&桃子さんにつれられドナドナと運ばれていった。
そういえば御飯中美由希さんとなのはちゃんが凄くじろじろこっち見てた。
ひょっとして実は二人とも重度のブラコンで「オイィ?何ヨソモノの餓鬼が私達のお兄ちゃんをキズモノにしちゃってる訳?ブ・チ・コ・ロ・シ・か・く・て・い・ね」というメッセージを瞳に乗せて伝えていたのだろうか。もし本当にそうだったら怖いので真相を聞くに聞けません・・・

《少なくともナノハの方は違うようだがな》
『何でわかるの?』
《念話が聞こえた。彼女は魔
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