暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
無印編 破壊者、魔法と出会う
無印〜A's 空白期
21話:宿題?ナニソレオイシイノ?
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じゃないの?」
夏祭りから少し離れた場所にある石階段に座りながら、まだ大きな音を立てながら俺達を照らす花火を見上げる俺達。
アリサの言葉に俺は三人より高い場所で腕を組んで笑い声を上げる。そこにすぐなのはのツッコミが入る。
「あ〜〜!でも楽しかったな〜!」
「そうだね〜」
ぐ〜っと両手両足を石段に座りながらも、器用に伸ばしながらそう言アリサに、すずかが同意する。
すると夜ながら花火の光でよく見えるようになっている視界に、見覚えのある黒い車が止まった。運転席側の扉が開き、車から鮫島さんが出てくる。
「どうやら迎えが来たようだな」
「そのようね」
それを言うと同時に、アリサは石段から立ち上がる。俺達もそれに倣い立ち上がり、迎えにきてくれた車へ向かう。
「それじゃ、また明日ね」
「うん、また明日」
「それじゃあな」
アリサの車の窓が閉まっていき、出発していく。曲がり角を曲がって姿が見えなくなるまで、俺達は家の前で見届けた。
「……よし、戻るか」
「うん」
俺はそう言い、高町家の門扉をくぐる。なのはも俺の後に続く。
……………そう言えば、
「お前、夏休みの宿題の方はどうだ?」
「……………えっ……?」
その翌日からなのはの宿題に付き合わされたのは、言うまでもない。
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