暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
無印編 破壊者、魔法と出会う
無印〜A's 空白期
21話:宿題?ナニソレオイシイノ?
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銃口に集めて、固める感じで…』
『くっ…この……!』

とまぁ、かなり苦戦した訳ですよ。
難なくいけるのは、身体強化や魔力運用の基礎のみ。射撃系はこの三ヶ月かかって、ようやくここまできたぐらいだ。

ディケイドになればある程度は使える事はわかっているのだが、それでもなのは達が使う物には劣る。フェイトへのプレゼントとして打ち上げたアレだって、魔導士に対してはかなり低レベルの物。はっきり言って実践で使えるような物じゃない。

〈マスターの場合は、後は実践あるのみ、としか言えませんね〉
「その実践があまりできないから困ってるんだよなぁ…」

なのはと模擬戦をやる、という手があるが、それだと俺自身ディケイドにならないといけないから、なのはに危険が多いという事でしていない。
クロノからの話によると、ディケイドの状態だと常に魔力による身体強化が施されているらしい。まぁ子供の筋力のままあいつらと戦う訳にもいかないしな。

「士君、そっちは終わった?」
「んぁ…あぁ、まぁ一応な。そっちも終わってるみたいだし、帰るか?」
「そうだね」

まぁ、深く考えるのはよそう。楽しい夏休みもそろそろ終わるんだ。残りの間を、少しは楽しまなくては。
宿題?なにをおっしゃるかワトソン君。そんなもの、ものの数日で終わらせてやったさ!フハハハハ!小学校の宿題だのとるに足りんわ!

そう思いながら先に行くなのはに追いつくべく、少し小走り程のスピードで歩いていく。




















「夏祭り?」
「そう、夏祭りよ」

アリサのアポなし発言に、疑問形で返す。その言葉をオウム返しのように返すアリサは、ドカッと席に座り、目を閉じ腕を組む。

今俺達いつもの四人組は、翠屋にて夏の暑さを凌いでいた。それぞれの目の前にはケーキや飲み物が置いてある。因に俺の前にはコーヒーがある。

「そういえば行ってないよね、この四人だと」
「そうだね〜…」

と、上からなのはとすずか。確かに、こいつらと馴れ始めてからは一度も行ってないかもな。昔は恭也さんや美由紀さんと一緒に行ってたりしてたけど、その後は二人の受験とかが重なってあんま行ってなかったな……

「だから四人で行ってみようって話よ」
「うん、いいと思う!」

そのままキャイキャイと女子トークを始めてしまった三人。さすがにあの輪の中に入る度胸はないので、俺はコーヒーを手に取りズズッとすする。

「あら、面白そうな話じゃない?」
「桃子さん、いきなり現れてくるのは止めてくれますか?心臓に悪いので」
「そんな風には見えないけど?」

突然現れ、笑いながらそう言ってくる桃子さん。この人、悪ノリすると一番怖いからなぁ……。ていうか、仕
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